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お彼岸にお供えするものは?他家にうかがうときや彼岸会のお布施の相場も解説

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この記事をおすすめする人

お彼岸で他家を訪問する予定がある方


この記事のポイント

  • 春彼岸にはぼたもち、秋彼岸にはおはぎをお供えするのが一般的
  • 他家のお彼岸に伺う際はお供え物を持参する
  • ものをお供えする際は掛け紙をするのがマナー


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お彼岸では、仏壇やお墓にさまざまなお供えものをするのが一般的です。

しかし、仏教やその土地の風習にくわしくない人の場合、お彼岸を迎えるにあたってどのようなお供えものをすればよいかわからないかもしれません。この記事では、自分の家のお彼岸でお供えものをするときに選ぶもののほか、他家にお供えするとき、彼岸会に参加する場合のお布施についてを解説します。

お彼岸のお供えものの定番6選

お彼岸のお供え物の定番を6つ紹介します。おはぎや菊の花、線香が一般的です。

1. おはぎとぼたもち

もち米とあんこを使った同じものですが、春彼岸にはぼたもち、秋彼岸にはおはぎと呼び方が変わります。地域によってはぼたもちの場合はこしあん、おはぎの場合は粒あんと区別するケースもあります。お彼岸のお供えものとして、もっとも一般的なものなので、迷ったらぼたもち(おはぎ)をもっていくとよいでしょう。なお、お墓にぼたもちやおはぎをお供えした後は、カラスなどが食い散らかすのを防ぐためにもち帰るようにしましょう。

2. 香典

香典とは、線香の代わりにお供えする金品のことを指します。香典袋とよばれる水引がついた袋に現金を入れ、裏側に黒墨で氏名と香典の金額を記載してお供えします。仏教の場合、香典袋の表面には「御佛前」「御香典」もしくは「御香料」と記載します。

香典袋は文房具店やホームセンター、コンビニエンスストア、100円ショップなどでも手に入ります。お彼岸以外にも葬祭で使用することが多いため、自宅に常備しておくのもおすすめです。

3. 線香やろうそく

香典が線香の代わりと解説したように、本来は仏事の際に線香をお供えする習慣がありました。線香でなくても、それに類するものとしてろうそくをお供えするのもよいでしょう。

4. 菓子折りや果物

ぼたもちやおはぎ以外にも、「落雁(らくがん)」や菓子折りをお供えするケースもあります。また、地域によっては「彼岸だんご」をお供えするところも少なくありません。お彼岸用のお供えものとして厳格なルールやマナーはありませんが、もし不安であれば近所で親しい人に相談してみるのもおすすめです。

5. 花

お盆のお墓参りと同様に、お彼岸で他家をうかがう際に花をお供えするのもよいでしょう。ただし、派手な色の花ではなく、白や薄い黄色などの淡い色のものがふさわしいといえます。また、すでにお彼岸用の花を飾ってあるところも多いため、大量の花を持参してしまうと飾る場所がない場合もあります。そのため、花を持参する際には事前に先方へ確認しておくとよいですね。

6. 故人が好きだった食べものや飲みもの

故人が生前好んでいたお菓子やお酒などがあれば、それをお供えものとして持参してもよいでしょう。厳格なルールやマナーにとらわれる必要はなく、何よりも重要なのは故人を偲び思いを寄せる心です。

お供えの金額相場

お彼岸のお供えものは3000円〜5000円が相場です。現金と品物を一緒に贈る場合でも、あわせて5000円以内が相場です。生前にお世話になった方や仲が良かった方の場合でも、5000円〜1万円程度に収めましょう。お供えものの相場や地域や家庭によっても、風習が異なるので事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

お供えものを贈る際の注意点

お彼岸で他家にお供えものを贈る際には最低限注意しておきたいマナーがあります。とくに重要なポイントを4つ紹介します。

お彼岸の前日までには届くようにする

お彼岸のお供えものを贈る場合、春分の日・秋分の日の3日前から前日までに届くようにしましょう。遅くとも当日には届いているようにすることがマナーです。お彼岸が終わった後に届けるのは失礼になるので、余裕があるときに前もって手配しておくと安心です。

包装紙やのし紙の表書きを弔事用にする

お供えものを入れる箱の包装紙やのし紙は、弔事用にして送ります。のし紙の種類は関東では白黒、関西では黄白の水引を使うことが多かったり、四十九日の前後によって使う色が違ったりするなど、地域や時期によって異なる場合があります。あらかじめ包装紙やのし紙の種類を確認しておくようにしましょう。

腐りやすい・賞味期限が短いものは避ける

腐りやすいものや賞味期限が短いものは、相手の負担となるのでお供えものとして贈るのは避けたほうがよいでしょう。とくに夏場は腐りやすいので注意が必要です。どうしても食べ物を贈りたい場合は、日持ちするものを選び、クール便を利用して発送したほうが安心です。

お供えものを贈ったことを相手に伝える

相手にお供えものを受け取ってもらうため、贈ったことを伝えます。近隣の地域であれば、早くて次の日には到着するので、発送したらすぐに電話やメールで伝えておきましょう。その際に「本当は直接伺いたかったが、都合があわずにお送りした」という気持ちを伝えると、相手に誠意が伝わります。

お彼岸に他家からお供えしてもらったときのお返しは?

お彼岸で他家の人がお供えしてくれた場合、原則としてお返しは不要とされています。ただし、先方にもうかがい、お彼岸のお供えをするのがマナーともいえるでしょう。

もし、さまざまな事情により先方へうかがうのが難しく、どうしてもお返しをしたい場合には、いただいたものの2分の1〜3分の1の金額のものが目安とされます。

お彼岸のお供えのお返しは「半返し」が基本

お彼岸のお供えは、いただいたものの半額ほどを返す半返しが基本です。お供えものの相場は3000円〜5000円なので、当日に返したい場合は1500円〜2500円ほどの品物を用意しましょう。また高額なお供えものをいただいた場合は、後日お礼の品を用意して感謝の気持ちを伝えます。

後に残らない消えものが好まれる

お返しも消えてなくなるものが好まれます。1500円〜2500円程度のお茶やのり、調味料などを用意しておきましょう。どんなものを贈ったらいいのか迷ったら、カタログギフトを贈ると相手が欲しいものを選べるので、おすすめです。

お供えは感謝の気持ちから

自分の家のお墓にお供えするときはおはぎ・ぼたもちとお花が一般的ですし、彼岸に他家へうかがうときにはそれほど高額ではない香典またはお菓子などをお供えします。

つまり、ものを贈ること、供えること自体よりも、故人や先祖に対して感謝の気持ちからお供えするという「心」が大切だといえるでしょう。また、よそからお供えをいただいたときも、ただお返しの品を用意するだけでなく真心を込めて渡すことが重要です。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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