京都の観光スポット

ほうねんいん

法然院

  • 紅葉の名所
  • 名水の名所

法然上人ゆかりの地

この地はもと法然上人が弟子の住蓮、安楽と六時礼讃(昼夜に阿弥陀仏を六度拝むこと)を勤めた旧跡でした。ほぼ廃絶していたものを1680年に知恩院第三十八世万無(ばんぶ)心阿上人と弟子、忍微(にんちょう)が法然ゆかりの地の念仏道場として再興した。

本堂には恵心僧都作、阿弥陀如来坐像と法然上人自作木像を安置しています。ここの阿弥陀如来坐像は、阿弥陀如来像のなかでも珍しい、「上品上生(じょうぼんじょうしょう)」と呼ばれる手の形(印相)をしています。

方丈は桃山御陵の遺物を移建したものといわれ、狩野光信筆の襖絵十四面「桐に竹図」「若松図」「槇に海棠図」及び屏風の松図はいずれも重要文化財に指定されています。
 
また、墓地には谷崎潤一郎や河上肇、内藤湖南、九鬼周造などの著名な学者や文人の墓も数多く存在しています。

見どころ

風情のある茅葺、数寄屋造りの山門と、白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる盛り砂、そして境内に広がるもみじは新緑、紅葉の時期が見どころです。

また「椿の庭」としても有名で、「三銘椿」と呼ばれる椿が植えられています。五色散り椿、貴椿(あてつばき)、花笠椿の三種で、静かな佇まいの中庭をアクセントをそえるかのように鮮やかに彩ります。二十五菩薩を象徴して二十五花散華されます。

方丈庭園

方丈庭園には、「知泉座観式庭園(ちせんざかんしきていえん)」と呼ばれ、阿弥陀三尊像に見立てた三尊石を配した浄土庭園であり、建物内から見たときに最も美しく見えるという池泉鑑賞式庭園になっています。池には小さな橋がかかっていて、手前が現世。向こう側は来世で極楽浄土を現しているそうです。

また、名水として有名な清泉「善気水」が絶えることなく湧き出ています。

ガラス枯山水”つながる”

参道東側山門にガラスアート枯山水庭園「つながる」が、2019年5月に現代のガラス作家・西中千人により作庭されました。
「循環する命とつながっていく宇宙」を題材にし、使用済みの瓶をリサイクルして作られています。濁ったガラスや透明なガラスが苔地、黒い砂利に配置され、陽光によってその表情を変えてくれます。

別名
本山獅子谷法然院
所在地
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL
075-771-2420
FAX
075-752-1083
正式名
善気山法然院萬無教寺
山号
善気山
宗派
単立
本尊
阿弥陀如来
創建
鎌倉時代初期
開基
法然
文化財

方丈障壁画(国・重要文化財)

料金

無料
(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料)

時間

6:00~16:00
(方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿等の拝観は、4月と11月の伽藍内特別公開の期間のみ)

交通アクセス

市バス5系統「浄土寺」下車、徒歩約10分
市バス32系統「南田町」下車、徒歩約5分

公式ウェブサイト
http://www.honen-in.jp/
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※ [  ] 内は、法然院からの直線距離

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