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安田明玄氏制作のご本尊を納めた明王院・大日堂(千葉県船橋市)が落慶法要 [業界短信]

・安田明玄氏制作のご本尊を納めた明王院大日堂(千葉県船橋市)は11月26日に落慶法要を行った。当日は朝から雨天の中、同寺の檀家、関係者約三十名が参列した。
 安田氏の制作した仏像は全四体、大日如来(三尺)、不動明王(三尺)、空海像(二尺)、覚鑁像(二尺)、いずれも美しい彩色、截金が施されているが、安田氏の妻である安田素菜氏が彩色・截金を手がけており、二人三脚によって数年にわたり制作されたものである。法要では同寺住職より二人に感謝状が贈呈された。

 安田明玄氏は十三歳の時に仏師・松本明慶氏に出会い仏像彫刻をはじめた。その後、1974年に京都市の日吉ケ丘美術工芸科高校の彫刻科を卒業と同時に正式に入門し、明慶師の一番弟子となる。96年には滋賀県大津市の琵琶湖湖畔の現在地に転居し工房を構える。その後、数多くの作品を制作。2007年には平成十九年度滋賀県技能表彰を受賞、「おうみの名工」に認定された。法要では同寺住職より感謝状が贈呈された。
安田明玄氏のブログから〜安田素菜氏の言葉
「明玄共々参列させていただき、明玄と私 素彩 二人ともに感謝状をいただきました。こんな日が来るなんて夢のようです。感謝!恥ずかしながら私は自己中な所がありまして人から感謝される事が余りなかったので、感謝!という言葉に思わず グッ?と涙が溢れてきました。思えばキリカネと言う仕事が心を平らにし、その様に導いてくれたのだと思います。何をしても続かない子と言われていた子供の頃、頑張ったでーと天国のお父さんに言いたい!そんな気持ちで帰ってきました」


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右から安田明玄氏、奥様の素彩氏

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明王院大日堂に納められた大日如来

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明王院大日堂に納められた不動明王




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