めぞん一刻を読み返して(はじめに)
高校時代にリアルタイムで読み、単行本も買っていた「めぞん一刻」。未だにネット上でも話題に上ることがあるようですが、自分もふとしたことで読み返すことが多い唯一の作品です。3年ごとぐらいに転勤していましたのでその間2回単行本を処分したのですが、その度に買い直してしまいます。どこにそんな魅力があるのでしょう?
それはみなさんも書いているように、読むたびにまたは年代が進むごとに違った感じを受け、解釈も変わってくるからです。高校時代などは当然、主人公である五代くんの視点で響子さんに魅力を感じ読んでいたのですが、40代後半にもなるとまったく違う感じ方や解釈をするようになります。
それは響子さんが本当の気持ちをごまかして独白することが多いこと、そして五代くんも含めふたりは言葉が足りないまま話をしてしまうからです。
そして解釈が変わってくるもうひとつの理由は響子さんの表情、特に目の表情がその場に応じてよく描かれているからだと思います。
このサイトは、「めぞん一刻」を40代後半になって読みなおし、自分なりに解釈した内容を載せたものです。特に響子さんの視点を中心にまとめています。
※以前、Yahooブログで運営していたものを移行したものです。内容は変わっておりません。(旧名:めぞん一刻を読み返すとわかること)
※各巻の感想及び考察は全話を取り上げていません。響子さんと五代くんの関係性に進展や変化があったと思われる部分を個人的に抜粋して載せていますのでご了承ください。