【子季語】
庭梅の花/こうめの花/にはざくら
【解説】
郁李はバラ科サクラ属の落葉低木。高さは一メートルから二メートルくらい。葉は互生し、長さ五センチくらいの卵形。四月ころ葉より早く花径一・三センチほどの淡紅色や白の五弁花を多数咲かせる。
【科学的見解】
ニワウメは、バラ科の落葉低木で、古い時代に中国から観賞用として導入された。同じ中国から導入されたウメの花や実に似ており、また小さな木であることから、コウメとも呼ばれている。花は、桃色の花弁を五枚持ち、雄しべと雌しべを含んだ両性花を形成する。(藤吉正明記)
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長春花(ちょうしゅんか/ちやうしゆんくわ) 晩春
【子季語】
月季花/庚申薔薇/四季咲薔薇
【解説】
バラ科バラ属の庭木。花は四季咲きで、枝先に一個から数個つく。花径は六センチくらい。花の色は、淡紅色や紅、白など。春から夏にかけて最も多く花をつける。
ミモザ(みもざ) 初春
初桜(はつざくら) 仲春
盆梅(ぼんばい) 初春
【子季語】
鉢の梅
【解説】
盆栽の梅のこと。平安時代には、貴族や一部の僧侶などの趣味であったが、江戸時代末期には庶民にも広まった。樹齢四百年を越える老木などもある。
手足荒る(てあしある) 三冬
【子季語】
顔荒る/肌荒る/冬肌/寒荒
【解説】
日本の太平洋側では冬になると空気が乾燥し、肌がかさかさになる。唇や手足、背中がかゆくなり、ひどいときは湿疹が生じたりする。肌荒れ用クリームやリップクリームは冬の必需品になる。
雪遊(ゆきあそび) 晩冬
【子季語】
雪まるげ/雪まろばし/雪ころばし/雪こかし/雪投げ/雪礫/雪合戦
【解説】
雪を使った野原やグランドでの遊び。雪合戦や雪の上での相撲など、真っ白な息を吐きながら、子供たちが動き回る。
青写真(あおじゃしん/おをじやしん)三冬
【子季語】
日光写真
【解説】
昔、駄菓子屋などで売られていた、子供のおもちゃのひとつ。ネガに映し出そうとする種紙を当て、日光で焼き付けをする。時代劇の主人公や、漫画のヒーローが種紙となった
縄飛(なわとび/なはとび) 三冬
【子季語】
綱飛/ゴム縄飛/縄飛唄
【解説】
冬の子供の遊び。二人で縄の両端を持ってぐるぐる回す。他のものはその縄に触れぬように飛んで、縄の弧から抜け出ようとするもの。ひかかって縄の回転を止めたものが、まわす役に回ったりする。
根木打(ねっきうち/ねつきうち) 三冬
【子季語】
笄打/箆打/つくし打/ねん棒
【解説】
冬の子供の遊び。根木というとがった棒やへらを地面や雪に突き刺して、相手の根木を倒せば勝ちになるというもの。