神奈川警察署葬に出席してきました。

7月20日に神奈川区所轄内で殉職した。神奈川県警部補 故 金子昌彦様(享年40歳)の神奈川警察署葬が県警察学校(栄区)しめやかに、とりおこなわれました。
私は神奈川警察署の交通安全協会の理事と地域交通安全活動推進委員を行なっている関係で、来賓として出席してまいりました。
金子警部補とは面識はないのですが、6月3日に溺れかけていた酔っぱらい(34)を助けようと、通行人と川に入り殉職されたとの話を聞きました。
通行人と酔っぱらいは救助され助かりましたが、金子昌彦巡査長(当時)は力つきて、約1時間後、川底で発見されたようです。拳銃も防弾チョッキも着たまま川にはいったのでしょうか?残念な事件です。
神奈川区管轄で殉職者を出したの成田空港紛争で応援に行った警官が殉職して以来との事でした。

未だ1歳にも満たない娘さんや残された家族の事を思うとまことに悲しい話です。
警察葬は制服警官により立派に執り行われました。彼は県民の命を救った英雄として葬られました。
厳格でしめやかな警察葬の間に色々な事を考えました。
幾ら英雄になっても死んでしまったらなにもならない、とも思いました。しかし人は誰でもいつかは命つきます。
まだ幼い娘さんがもの心ついた時に、立派なお父さんだったと思ってくれる事が救いなのかな、とも思いました。
新約聖書の一節を思いおこしました。ヨハネによる福音書 / 15章 13節

  「隣人のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」