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『覚悟のススメ』第11巻 [シグルイ]

物語は百話にて美しく幕を下ろす。

『覚悟のススメ』第11巻

 

覚悟のススメ (11)

  • 作者: 山口 貴由
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: コミック

血涙島では覚悟くん散さま両手螺旋に貫かれていた頃。Gガラン内にも異変が生じていました。2人の戦いを見守る大老・知久の前に現れたのは、全ての元凶となった覚悟くんと散さまのひいおじいちゃんにして大戦争犯罪者・葉隠四郎いる瞬殺無音部隊の亡霊たちでした。

中央が葉隠四郎

知久の放つ怨霊成仏光線により亡者どもはすぐに消滅します。しかし四郎だけは消滅しません。驚く知久を前に、四郎はさらに驚愕の行動をとります。

「瞬着!」

強化外骨格霆(てい)

強化外骨格を身にまとった四郎は脱水燐粉により知久を退けるのでした。

一方その身を貫かれながらもまだ散さまの説得を続ける覚悟くん。散さまも心を揺さぶられます。

何故薔薇が…

しかしそれでも散さまの心は変わらず。自然を破壊しつくした人間を散さまはどうしても許すことができません。

 散さまの信念

ドドメとばかりに両手で貫いた覚悟くんを大地に串刺しにするのでした。

 やりすぎ

心の臓が停止した覚悟くんに父の言葉が響きます。

「熱血は気管に溢れ喉を焼き 抉られた胸は途方もなく痛むであろう だが!散の心はそれ以上に痛んでおるのだ!」

再び立ち上がった覚悟くんに驚愕の散さま。

「何故 不垢の技を受けて立ち上がることができる!?」

 

潰れたはずの覚悟くんの目に射すくめられ、零から射出された冷却液にいて凍結した散さまと霞に、覚悟くんの正拳が炸裂します。

一撃必生

とうとう砕けた散さまと霞。しかし大怨霊・冥の怒りは増すばかりです。

世界を食い尽くす憎しみ

覚悟くんはもはや指一本動かすこと叶わず。しかし心配には及びません。

「戦士はもう一人いる!」

駆けつけたのは堀江罪子(魔人モード)。霞の細胞に宿った玉太郎の魂を救い、冥の怒りを鎮めるのに成功します。

全てが片付いたかに思えた時、突然Gガランが動き出しました。知久を制しGガランを手に入れた四郎の仕業です。帝国復活の為若い肉体を求めていた四郎。しかし覚悟くんは既に死亡してしまった為、罪子の肉体を奪うことを画策していました。

その時!ふらりと現れるボロボロの知久。「散さまの御体重は54Kgなり!」そう吼えて溶け果てる知久。その死体から立ち上がる人影が!

化物です

さらに覚悟くんの死体からも、ぶるるると奇怪な物体が!

化物です

覚悟くんの肉体に宿っていた肉虫たちが最後の再生力を振り絞ったのでした。復活した覚悟くん、散さまの前にパニクる四郎。覚悟くんの因果を受け、Gガラン外に吹っ飛ばされます。そこに飛んでくる散さまwithGガランのG螺旋!

 

 葉隠四郎はクォークと化しました。

再び対峙する覚悟くんと散さまにドキドキの罪子。しかし散さまは既に人類を許していました。

「仕方あるまい 「カラスは黒い」と言う命題をくつがえすには 何千何万何億の中にたった一羽」

バカップルみてーだな

世界の環境改善に向かった散さまとGさらばし、覚悟くんと罪子は愛する人々の待つ逆十字学園へと帰っていくのでした。

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