12月10日(日)に阪神競馬場で開催される、第75回阪神ジュベナイルフィリーズの過去5年の注目データをピックアップしました。
まだキャリアの浅い2歳牝馬同士のレース。ローテーションが鍵を握りそうです。
阪神ジュベナイルフィリーズ2023 出馬表
阪神ジュベナイルフィリーズ2023 過去5年における注目データ
血統
ディープインパクト系が中心
ディープインパクト産駒、またはディープインパクトの孫の活躍が目立ちます。
<ディープインパクト系>
コスモディナー(ダノンバラード産駒)
テリオスルル(アルアイン産駒)
ドナベティ(リアルスティール産駒)
現役時代マイルGI勝ち馬の産駒にも注目
現役時代に芝マイルGIで活躍した馬の産駒の活躍も目立ちます。
2021年の2着馬ラブリイユアアイズの父は、現役時代に朝日杯フューチュリティステークスや安田記念を制したロゴタイプ、2020年の勝ち馬ソダシの父はNHKマイルを制したクロフネ、2019年の勝ち馬レシステンシアの父は安田記念やマイルチャンピオンシップを制したダイワメジャーです。
<現役時代に芝マイルGIを制した馬の産駒>
アスコリピチェーノ(ダイワメジャー産駒)
シカゴスティング(ロゴタイプ産駒)
ナナオ(ロードカナロア産駒)
展開
差しがやや優勢も、大きな偏りなし
過去5年で差し馬が2勝、逃げ先行追い込みが1勝ずつと、大きな偏りはありません。
ただ、リバティアイランドのように能力が抜けている馬以外の追い込み馬はややマイナスでしょうか。
騎手
栗東所属騎手がやや優勢
栗東所属騎手がやや優勢ですが、大きな偏りはありません。
前走からの乗り替わりはマイナス
阪神ジュベナイルフィリーズは過去5年で前走と同じ騎手が継続騎乗した馬が4勝、2着2回、3着2回。
乗り替わりの馬の単勝回収率は過去5年で5%しかなく、乗り替わりはマイナスと言えそうです。
人気
1~4番人気が中心も、2,3着では人気薄にも注意
過去5年の勝ち馬はすべて4番人気以内。うち1番人気が3勝となっています。
2022年には12番人気のシンリョクカが2着、10番人気のドゥアイズが3着に入るなど、2,3着には2桁人気の人気薄が絡む可能性も十分考えられます。
枠順
1枠と8枠は馬券圏内なしも気にする必要なし
1枠、8枠は過去5年で馬券圏内はありませんが、過去10年で見るとそれぞれ1勝を挙げており、枠順を大きく気にする必要は無いでしょう。
生産者
勝ち馬はノーザンファーム生産馬から
ノーザンファーム生産馬が過去5年で4勝、2着2回3着2回。
勝ち馬、単勝候補はノーザンファーム生産馬から選ぶのが良さそうです。
<ノーザンファーム生産馬>
アスコリピチェーノ
クイックバイオ
サフィラ
ステレンボッシュ
テリオスルル
プシプシーナ
ルシフェル
ローテーション
前走アルテミスS組が中心、ファンタジーSは1着馬のみ
過去5年で前走アルテミスS組が3勝、ファンタジーS組が2勝。勝ち馬はこの2レースのいずれかから出ています。
アルテミスS組は2020年の阪神ジュベナイルフィリーズ3着のユーバーレーベンを除き、過去5年で馬券圏内に入ったのは1,2着の連対馬のみです。
ファンタジーS組が阪神ジュベナイルフィリーズで馬券圏内に絡んだ3頭は、いずれも1着馬です。
<前走アルテミスS連対馬・ファンタジーS1着馬>
サフィラ(アルテミスS2着)
カルチャーデイ(ファンタジーS1着)
前走1800m連対馬が狙い目
前走1800m組は過去5年で勝ち星こそ無いものの、2着1回3着1回。2022年はドゥアイズが札幌2歳S2着から参戦し、10番人気ながら3着と激走。
過去10年に遡っても、アイビーSを勝って参戦したソウルスターリングや、札幌2歳Sを勝って参戦したレッドリヴェールがそれぞれ前走1800mのレースを使って阪神ジュベナイルフィリーズを制していますが、共通点は全ての馬が前走の1800mのレースで連対していました。
<前走1800m連対組>
ルシフェル(萩S1着)
ファンタジーS勝ち馬、京王杯2歳S組以外の距離延長馬は消し
前走1200m組やファンタジーS勝ち馬、東京以外の1400m組からは、過去10年に遡っても一度も馬券圏内はありません。
<前走1200m、ファンタジーS勝ち馬・東京以外の1400m組>
クイックバイオ
シカゴスティング
ドナベティ
ナナオ
ニュージェネラル
ミライテーラー