ハゲ親父のささやき

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生産終了になったチョコフレークは、実はずーっと途切れることなく作られていたこと

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こんにちは、カズノコです。

 

「チョコフレーク」ってお菓子覚えていますか?

 

森永製菓が1967年に発売したロングセラー商品で、「森永 チョッコ フレ~ク」という商品フレーズのCMに記憶があるのですが、この2019年の夏に発売から50年以上の歴史を終え、生産を終了していたそうです。

 

発売から50年たっていたというのもすごいですが、この5年間は売り上げが半減していたということで、その売り上げが減少した理由の一つにスマホ」との相性の悪さがあったそうです。

 

チョコフレークを食べたことがある人は分かると思うんですが、チョコフレークを指でつまんで食べていると、指がチョコでねちゃねちゃになるんですよね。あの「指を汚したくない」から、ポテチを箸やトングでつまんで食べるという理由と一緒です。

 

て言うか、「チョコフレーク食べながら、スマホいじるんじゃねーっ!」と言うよりも、

 

「チョコフレークの正しい食べ方は、袋を手に取って口を大きく開けて、カサカサと袋を振って、こぼれないよう口の中に直接注ぎ込むように食べるんじゃ―っ!」と言いたい。

 

少なくとも、私はスマホのない子どもの頃から、そうやって手を汚さずにチョコフレークを食べていました。

 

ところが、日曜日に近所のスーパーマーケットに行って、お菓子の棚をぶらぶらと見ていたら、チョコフレークがまだ普通に売っているんですね、「生産終了!」とか「現品限り!」の文字もなく…。

 

「あれ、おかしいな」と思って、袋を手に取ってよくよく見ると、森永製菓のチョコフレークではなく「日清シスコ」のチョコフレークじゃないですか!

 

てっきり、森永製菓がチョコフレークを生産終了したのを「なくなってしまうのはあまりに惜しい」と、日清シスコが引き継いだのかと思ったら、「森永チョコフレーク」を発売した翌年の1968年から発売しているとのこと。

 

日清シスコ(1991年に日清食品グループ入りする前の社名は「シスコ製菓」)は、関西の堺市にある老舗お菓子メーカーです。

 

日清シスコは「シスコーン」(1963年発売)や「ココナッツサブレ」(1965年発売)が超有名ですが、「チョコフレーク」はそれに次ぐヒット商品です。

 

日清シスコチョコフレークも50年にもおよぶ歴史のあるお菓子なのですが、生産終了した森永チョコフレークとは逆に、この5年間で売り上げは1.5倍になっているのが驚きです。

 

次々と新商品が登場する菓子市場では、定番商品でもそのままでは人気を維持するのは難しいものです。チョコフレークも、チョコの味の決め手となるカカオの産地や配合を変えて風味の磨きをかけました。包装でも小分けのパックや、封ができるチャック付の自立する袋にする等、時代の変化に対応する工夫を積み重ねてきたそうです。

 

そこで気がついたのですが、自分は「ひょっとしたら、森永のチョコフレークだと思って、日清シスコのチョコフレークを知らずにずーっと食べていたかも知れない…。」という恐ろしい考えが浮かびました。たぶん間違いないと思います…。

 

日清シスコさま、大変申し訳ございませんでした! これからは意識して「日清シスコチョコフレーク」として食べてまいりますので、生産販売よろしくお願いします!

 

 

こちらは日清シスコチョコフレークです。英語だと「Choco Flakes」と複数形です。

  

こちらは生産終了した森永チョコフレークです。「Choco Flake」と単数形です。

森永 森永チョコフレーク 114g×12袋

森永 森永チョコフレーク 114g×12袋