節約

スタバやドトールなど、カフェチェーンのお得なプリペイドカードを紹介

「スターバックス コーヒー」や「ドトールコーヒーショップ」など、大手カフェチェーンを利用する際、ぜひ活用したいのが、各カフェチェーンが独自に発行しているプリペイドカードです。

カフェチェーンのプリペイドカードには、
・ドリンク代の割引やポイント付与の特典が用意されている
・プリペイドカードにチャージする際、クレジットカードを使うと、基本的にはカード会社のポイントも獲得でき、カードによっては通常時よりポイントが上乗せされる
というメリットがあり、よく行く人は要チェック。最近は、プラスチックのカードに加え、公式アプリでデジタルのカードを発行できるチェーンも増え、一層便利になっています。そこで、主要なカフェチェーンのプリペイドカードを紹介し、お得な使い方もまとめました。

【1】スターバックス カード

47都道府県すべてに、国内最多となる1553店舗(2020年3月末時点)を展開している「スターバックス コーヒー」、通称「スタバ」。多彩なフレーバーのコーヒーやスイーツはもちろん、季節ごとに魅力的な新作が登場するフラペチーノを目当てに足を運ぶ人も多いでしょう。

カフェチェーンで国内最多の店舗数を誇る「スターバックス コーヒー」

カフェチェーンで国内最多の店舗数を誇る「スターバックス コーヒー」

プラスチック製だけではなく、デジタルカードの発行も可能

スタバではクレジットカード決済が可能ですが、よく利用する方にとっては、専用のプリペイドカード「スターバックス カード」がおすすめ。「スターバックス カード」を作る方法は、以下の3通りです。
(1)店頭やオンラインショップでプラスチック製のカードを作る
(2)スターバックス公式アプリから「デジタル スターバックスカード」を発行する
(3)LINEアプリから「LINE スターバックスカード」を発行する

(1)の場合、季節限定や地域限定など豊富なデザインから選択可能。一般的なカードタイプに加え、キーホルダー型やミニカードなどもあり、プレゼントとしても人気です。発行手数料は無料ですが、最初に1,000円以上チャージする必要があります。

(2)と(3)は店頭に行く必要がなく、スマホひとつで発行可能。発行手数料は無料で、最初にチャージする必要もありませんが、デザインは1種類のみ。スマホのバーコード画面をかざすだけで決済ができ、チャージもアプリ上で行うことができます。

(1)〜(3)のどのカードも有効期限は無期限。1,000円〜3万円の範囲で1円単位でチャージできる点も共通しています。なお、プラスチック製のカードも公式アプリから登録することで、デジタルカード化することが可能です。

筆者が普段から使っている「デジタル スターバックスカード」

筆者が普段から使っている「デジタル スターバックスカード」

会員サービスに登録すれば、利用額に応じて700円分のチケットを獲得

「スターバックス カード」を発行し、公式サイトでカードをWeb登録すると、スタバ独自のポイントプログラム「スターバックス リワード」に参加でき、利用金額に応じて特典が用意されています。少し複雑ですが、仕組みは以下の通りです。

・全国のスターバックス店舗やオンラインストアで「スターバックス カード」で支払うと、利用額54円(税込)ごとに、ひとつのStarが加算
・最初の会員ランクは「Green Star」からスタート
・250個のStarを集めると「Gold Star」にランクアップ
・「Gold Star」にランクアップ後は、Starが150個貯まるたびに「Reward eTicket」が1枚プレゼントされる

スタート時点から計算すると、Starを400個集めると(最低21,600円以上使うと)「Reward eTicket」が1枚プレゼントされることになり、その後はStarが150個貯まる(最低8,100円以上使う)たびに、「Reward eTicket」1枚がもらえます。「Reward eTicket」は、700円(税別)までのドリンク・フード・コーヒー豆などから好きな1品と交換できます。年間累計で250のStarを集めると翌年も「Gold Star」のランクが維持されます。

「スターバックス リワード」に参加して、Starを一定数集めれば、チケットと交換可能

「スターバックス リワード」に参加して、Starを一定数集めれば、チケットと交換可能

スターバックス カードで支払えば、2杯目のコーヒーが100円に

「スターバックス カード」にはもうひとつ、お得な特典があります。スタバには、同日に2杯目のドリップコーヒー(サイズに応じて290円〜410円/税別)を注文すると150円(税別)に割引されるサービスがありますが(違う店舗でもOK)、Web登録した「スターバックス カード」で支払うと100円(税別)とさらに安くなります。コンビニのコーヒーと同程度の価格になるので、コーヒー好きにはたまりません。

JCB ORIGINAL SERIESのカードからオンライン入金すると高還元

「スターバックス カード」へのチャージ方法は、現金(店頭のみ対応)とクレジットカード(店頭or公式サイトで対応)の2通りありますが、クレジットカードからチャージすれば、カード会社からポイントが付与されます。

「スターバックス カード」にオンライン入金、およびオートチャージ設定をするには、スタバの会員サービス「My Starbucks」への会員登録と「スターバックス カード」のWeb登録が必須です。デジタルカードは自動加入されるので手続き不要ですが、実物カードの場合は公式サイトまたはアプリからの登録が必要となります。会員になると、ドリンク1杯を購入すると同じ商品が1杯無料になるチケットがもらえるなど(年に2〜3回程度)、多彩な特典が提供されます。また、万が一カードを紛失した場合でも、残高が補償されるので安心です。

チャージはVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースなどほとんどのクレジットカードが対応していますが、最も還元率が高いのは、JCBが発行するプロパーカード「JCB ORIGINAL SERIES」です(国際ブランドがJCBでも、別会社が発行しているカードは対象外)。

〈JCB ORIGINAL SERIESのカード一覧〉
・JCB一般カード
・JCBゴールド
・JCBプラチナ
・JCB CARD W、JCB CARD W plus L
・JCB CARD R(リボ払い専用カード)
・JCB CARD Biz 一般、ゴールド、プラチナ
・JCB一般法人カード、ゴールド、プラチナ

スタバは「JCB ORIGINAL SERIES」のパートナー店。通常利用では1,000円で1P(1P=5円相当)のOkiDokiポイントが貯まりますが、「スターバックス カード」へのオンライン入金・オートチャージでは10倍の10P(50円相当)にアップします。事前にJCBのウェブサイトから登録をすることが、ポイントアップの条件です。あくまでもオンライン入金・オートチャージが対象で、店舗でチャージをしてもポイント10倍とはならないので注意しましょう。

特に、JCB CARD W、JCB CARD W plus Lなら5.5%還元

「JCB ORIGINAL SERIES」の中でも、特におすすめなのは、年会費無料で39歳以下限定で申し込み可能な「JCB CARD W」と「JCB CARD W plus L」(申し込み時に39歳以下であれば、40歳以降も保有・利用は可能)。ほかの「JCB ORIGINAL SERIES」のカードが一般加盟店で還元率0.5%なのに対し、常時1%と高還元。「スターバックス カード」にチャージする際は1,000円で11P(55円相当)貯まり、還元率は5.5%に達します。

40歳以上の方には、年会費1,375円(税込)の「JCB一般カード」(初年度の年会費無料)や、年会費11,000円(税込)の「JCBゴールド」(初年度の年会費無料)といった選択肢があります。これらの還元率は一般加盟店で0.5%、「スターバックス カード」にチャージする際には5%となります。

dカードやJALカード、ANAカードも候補

NTTドコモが発行する「dカード」(年会費無料)もスタバを特約店に指定しています。このカードの通常時のポイント還元率は1%ですが、「スターバックス カード」のオンライン入金・オートチャージに利用すると、3%が上乗せされ4%にアップします(100円チャージで4P)。姉妹カードである「dカード GOLD」「DCMX」「DCMX mini」も同様に、4%還元となります。

マイルを貯めている人には「JALカード」または「ANAカード」も人気です。スタバは「JALカード」の特約店。年会費2,200円の「普通カード」の場合、通常利用では200円=1マイルが貯まる(ショッピングマイル・プレミアム入会の場合は100円=1マイル)ところ、「スターバックス カード」へのオンライン入金・オートチャージなら200円で2マイルにアップします(ショッピングマイル・プレミアム入会の場合は100円=2マイル)。

いっぽうの「ANAカード」もスタバと提携しています。年会費2,200円の「一般カード」の場合、「スターバックス カード」へのオンライン入金・オートチャージでは、通常利用で貯まる200円=1マイル相当(2倍コースの場合は200円=2マイル相当)に加え、100円チャージごとに1マイルが加算されます。ただし、どちらも店舗でのチャージはマイルアップの対象外なので注意しましょう。

実は筆者も、週に1度のペースでスタバを利用する愛好者。プラスチック製の古い「スターバックス カード」を公式アプリに登録し、JALカードでオートチャージの設定をして利用しています。店舗で直接クレジット払いをするよりも多くのマイルが貯まるうえ、同時にStarも貯まって好きなドリンクと交換できるので、二重のメリットがあります。

【2】ドトール バリューカード

1980年に東京・原宿に1号店をオープンした「ドトールコーヒーショップ」(以下、ドトール)は、日本のコーヒーチェーンの草分け的存在です。系列の「エクセルシオール カフェ」なども含め、全国に1,301店舗を展開しています(2020年5月末時点)。手頃な価格のコーヒーに加え、外はパリッ、中はふわふわのパンで多彩な具材を挟んだミラノサンドや、20年以上にわたり愛され続けているミルクレープなど、フード類のおいしさにも定評があります。

コーヒーチェーンの草分け的存在の「ドトールコーヒーショップ」

コーヒーチェーンの草分け的存在の「ドトールコーヒーショップ」

ドトールに加え、エクセシオールカフェなどでも使える

ドトールコーヒーショップは、プリペイドカードにポイントカードの機能も備えた「ドトール バリューカード」を発行しています。全国のドトールコーヒーショップに加え、エクセルシオール カフェ、カフェ レクセル、ル・カフェ ドトールで購入および利用可能です。

高還元が特徴! チャージの際に5〜10%、支払い時に1%のポイント還元

「ドトール バリューカード」の特徴は、高いポイント還元率。「チャージのとき」と「支払いのとき」に、ドトールのポイントを獲得できます。チャージでは、2,000円以上入金したときに、入金額の5〜10%のドトールのポイントが付与されます。初年度およびドトールでの年間購入額2万円未満の場合は5%ですが、2万円〜5万円未満の場合は7%、5万円以上の場合は10%にアップします。支払いでは、「ドトール バリューカード」で決済すると、100円ごとに1P貯まります。

ポイント加算のキャンペーンも豊富

ドトールではキャンペーンも豊富です。毎月1日の「チャージの日」には、通常分に加えてボーナスポイントとして10Pがプレゼントされるほか(1,000円以上のチャージが対象、1日1回限り)、対象の新商品発売から4日間は対象メニューの購入でボーナスポイント3Pがもらえます。貯まったドトールのポイントは1ポイント=1円としてドリンクやフード、コーヒー豆の購入に利用できます。

発行手数料は300円(税込)ですが、カードにはあらかじめ300Pが付与されていますので、実質無料。アプリ版もあり、iPhone、Androidのどちらもダウンロード可能。ただし、スタバとは異なり、まずは店舗に足を運んでプラスチックのカードを入手したうえで、アプリに登録することが必要です。カード自体の有効期限はありませんが、チャージした残高は最終利用日より3年、貯めたポイントは1年で失効するので注意しましょう。

さらに、dカードからのチャージで4%分のdポイントが加算

チャージは1,000円以上から、1,000円単位で3万円まで。店舗では現金のみですが、会員サイトの「マイ ドトール」ではクレジットカード(Visa 、Mastercard、JCB)でのチャージが可能です。ドトールのポイントに加えて、各クレジットカードのポイントも貯められます。

このうち、スタバの項目でも登場した「dカード」はドトールも特約店に指定されています。クレジットカードチャージに「dカード」を設定すると、ポイント還元率が3%上乗せされ、4%に(100円のチャージでdポイント4P獲得)。年会費無料のカードなので、ドトールをよく使うならドコモユーザー以外にもおすすめの1枚です。

たとえば、2,000円をチャージして、全額を使い切ったとすると、
支払いのとき:20P(2,000円×1%)
チャージのとき:100P(2,000円×5%)
合計でドトールのポイント120Pが貯まり、ポイント還元率は6%に。さらに、チャージに「dカード」を使うと、dポイントも80P(2,000円×4%)貯まり、10%という非常に高い還元率が実現します。

高いポイント還元率が特徴の「ドトール バリューカード」

高いポイント還元率が特徴の「ドトール バリューカード」

【3】コメカ(コメダ珈琲店)

名古屋発祥のコメダ珈琲店の店舗数は873店(2020年2月末時点)で、今や全国に広がっています。各テーブルが大人の目線の高さに合わせて仕切られているので、プライベート感たっぷり。ふかふかの赤いソファに座りながら、くつろぎのひとときが過ごせます。温かいデニッシュパンにソフトクリームをのせた「シロノワール」など、名物メニューもおすすめです。

昔の喫茶店をほうふつさせる、レトロな雰囲気の「コメダ珈琲店」

昔の喫茶店をほうふつさせる、レトロな雰囲気の「コメダ珈琲店」

利用額の1%がポイント還元

コメダ珈琲店のプリペイドカードは「コメカ」。全国のコメダ珈琲店のほか、系列のおかげ庵、やわらかシロコッペでも利用できます(一部取り扱い対象外の店舗あり)。利用金額の1%がポイント還元され、貯めたポイントは「10P=10円」として利用できます。発行手数料は無料、有効期限は最終利用日またはチャージ日から2年間。チャージは、店頭では1,000円以上から1,000円単位で3万円まで、公式サイトでは5,000円単位で2万5,000円まで可能です。

無料の会員サービスに登録すると、還元率が3%にアップ

「コメカ」は無料で作成できるので、これだけでもメリットがありますが、「コメカ」の保有者が入会できる「金シャチ会員(登録無料)」になり、メール配信設定をすると還元率が3%にアップします。コメカマイページ(http://komeda.club)からメールアドレスや生年月日、ニックネームなどを入力するだけでOK。簡単な入力でポイント還元率が2%アップするので、忘れずに登録しておきましょう。

クレジットカードからのチャージは店頭(一部対象外の店舗あり)および公式サイトから可能ですが、公式サイトでチャージができるのはVisa、Mastercardのみです。筆者が調べたかぎり「コメカ」へのチャージで上乗せの還元を用意しているカードはないので、通常時の還元率が高いクレジットカードを活用するとよいでしょう。

コメダ珈琲店で、利用金額の1%がポイント還元される「コメカ」

コメダ珈琲店で、利用金額の1%がポイント還元される「コメカ」

【4】タリーズカード

スタバの1年後となる1997年に日本上陸を果たしたタリーズコーヒーは、全国に747店舗あります(2020年4月時点)。生産地や農園にこだわった良質な豆を厳選し、国内の工場で焙煎(ばいせん)しているため、コーヒーの味と鮮度に定評があります。また、パスタやリゾット、ホットドッグなどフード類のクオリティも高く、朝食やランチの時間帯に提供されるお得なセットメニューも人気です。

コーヒーだけでなく、フード類もレベルが高い「タリーズコーヒー」

コーヒーだけでなく、フード類もレベルが高い「タリーズコーヒー」

タリーズコーヒーが発行するプリペイドカードは「タリーズカード」。全国の店舗で無料発行されていますが、発行時には最低1,000円の入金(チャージ)が必要です。地域や季節限定、トムとジェリーとのコラボなど、おしゃれなデザインのカードも豊富です。有効期限は最終利用日(チャージ、購入、残高照会)から2年間。チャージは1,000円以上から1,000円単位、2万円まで可能です。

タリーズカードで支払うと、価格やサイズを問わず、全ドリンクが10円引き

「タリーズカード」で支払うと、すべてのドリンクが1杯につき10円引きになります。たとえば、「本日のコーヒー(Short)」は305円(税別)なので、還元率は約3%になる計算です。タリーズコーヒーでは、タンブラー・マグカップを持参してドリンクを購入するとすべてのドリンクが30円引きになりますが、このサービスとの併用も可能です。

チャージする際は、より高い還元率のカードから行うのが有利

多くの店舗では「タリーズカード」へのチャージは現金のみ(一部店舗ではクレジットカードも可)。クレジットカードからチャージをしたい場合は、まず、「タリーズカード」の会員サイト「CLUB TULLY’S」で新規登録を行いましょう。これにより、VisaまたはMatercardのクレジットカードを使ったオンラインチャージやオートチャージが可能になります。「タリーズカード」も、前述の「コメカ」同様、チャージで優遇されているカードはないので、より高い還元率のカードを使ったほうが有利になります。

すべてのドリンクが10円引きになる「タリーズカード」

すべてのドリンクが10円引きになる「タリーズカード」

【5】プロン党Edy-楽天ポイントカード(プロント)

「プロント(PRONTO)」は昼間はカフェ、夜はバーと2つの顔を持つお店です。本格的なパスタに加え、カルパッチョやアヒージョ、生ハムなどお酒に合うおつまみ類も充実しているので、軽く飲みたいときにも便利です。

昼はカフェとして、夜はバーとして楽しめる「プロント」

昼はカフェとして、夜はバーとして楽しめる「プロント」

プロントで発行される「プロン党Edy-楽天ポイントカード」は、楽天ポイントカードと楽天Edy(電子マネー)の機能に、プロントだけの特典をプラスしたカード。店頭で460円(税別)で購入できます。カードに有効期限はなく、楽天ポイントの有効期限は実質無期限(最後にポイントを獲得した月から1年間。ポイント獲得のたびに有効期限が更新される)と、使い勝手にすぐれています。1回のチャージで最大2万5,000円まで、最大5万円までチャージが可能です。

楽天Edyでの支払いで、ドリンクがいつでも10%オフ

一番のメリットは、「プロン党Edy-楽天ポイントカード」に付帯している電子マネー「楽天Edy」で決済するとドリンクがいつでも全品10%オフになること。さらに、バータイムには提示するだけでハイボール(角Dハイ、ビームハイ)とグラスワインが1.5倍量にサイズアップされるので、お酒好きにはたまりません。

ちなみに、ドリンク10%オフの特典だけで、「プロン党Edy-楽天ポイントカード」の購入額のもとを取るには、ホットコーヒーのレギュラー(240円/税別)で約19杯、角ハイボール(460円/税別)で約10杯が必要となります。価格が高いドリンクのほうが割引額が大きくなるうえ、ハイボールとグラスワインのサイズアップの特典があるため、バータイムによく訪れる人のほうが利用価値は高くなりそうです。

楽天Edyで支払うと1.5%分の楽天ポイントも貯まる

ポイント面での優遇も魅力です。支払い時に「プロン党Edy-楽天ポイントカード」を提示すると、200円(税別)につき「基本ポイント:1P」に加え、「プロン党特典ポイント:1P」が加算され、合計2ポイントの楽天ポイントを獲得できます。さらに、楽天Edyで支払うと200円(税込)ごとに1P上乗せされるので、ポイント還元率は1.5%(200円=3ポイント)になります。ただし、プロン党特典ポイントは通常ポイントはなく、購入日から6か月間の有効期限がある期間限定ポイントなので注意しましょう。

チャージするクレジットカードは「楽天カード」「リクルートカード」が候補

「プロン党Edy-楽天ポイントカード」に現金でチャージする場合、店内のEdyチャージ機(現金入金機)またはチャージ対応レジで簡単に行うことができます。また、おサイフケータイ対応のスマホやFeliCaポート/パソリ(ICカードリーダー)があれば、クレジットカードでのチャージも可能です。付帯している「楽天Edy」にチャージ可能で、ポイントが獲得できるカードとして、いずれも年会費無料の「リクルートカード」(チャージの際の還元率1.2%、ほかの電子マネーと合算して月3万円までの上限あり)、「楽天カード」(同0.5%)などが候補にあげられます。

「プロン党Edy-楽天ポイントカード」に付帯する楽天Edyで支払うと、ドリンクが10%オフに

「プロン党Edy-楽天ポイントカード」に付帯する楽天Edyで支払うと、ドリンクが10%オフに

まとめ

記事内で紹介した、大手カフェチェーンが発行する5枚のプリペイドカードの特徴を下表にまとめました。

いずれのプリペイドカードも、店舗で利用するとポイント付与やドリンク割引の特典が受けられので、これらの店舗を定期的に利用する場合は作っておいたほうがよいでしょう。また、チャージの方法には、現金とクレジットカードの2つがありますが、クレジットカードなら、プリペイドカードの特典に加えてカードのポイントも獲得できるので、有利と言えるでしょう。

カフェチェーンの愛好家にとっては、メリットの大きいプリペイドカードですが、注意点もあります。「スターバックス カード」以外は、チャージした残高や、獲得したポイントに有効期限が定められています(残高は各カードの公式サイトや店舗で確認できます)。紹介した大手カフェチェーンはいずれも、全国展開しているお店ですが、勤務先や自宅近くの店舗がなくなったり、あるいは自分のライフスタイルが変わったりして、訪れる頻度が減ることも考えられます。ポイントや残高が失効してしまわないよう注意するとともに、チャージは一挙に大きな金額ではなく、小刻みに行うなどの工夫も必要となりそうです。

渡辺裕希子
Writer
渡辺裕希子
編集者兼マイラー。JAL、ANAはもちろん、海外航空会社のマイレージにも詳しく、仕事の合間を縫って旅を楽しむ。ポイント、マイルの交換などカードの裏技にも精通。
記事一覧へ
満園 徹(編集部)
Editor
満園 徹(編集部)
新聞社で企業や地方財政などを中心に幅広く取材。2018年から価格.comマネー編集部に在籍し、「価格.com マガジン」でクレジットカードや投資、節約などのマネー記事の編集、執筆を担当。
記事一覧へ
ご利用上の注意
  • 本記事は情報の提供を目的としています。本記事は、特定の保険商品や金融商品の売買、投資等の勧誘を目的としたものではありません。本記事の内容及び本記事にてご紹介する商品のご購入、取引条件の詳細等については、利用者ご自身で、各商品の販売者、取扱業者等に直接お問い合わせください。
  • 当社は本記事にて紹介する商品、取引等に関し、何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとします。
  • 当社は、本記事において提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
  • 本記事には、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
  • 本記事のご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、価格.comサイト利用規約(http://help.kakaku.com/kiyaku_site.html)にご同意いただいたものとします。
関連記事
SPECIAL
クレジットカード・ローンのその他のカテゴリー
ページトップへ戻る