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今さら聞けないマイルの基本。賢い貯め方と、お得なクレジットカード3枚も紹介

旅行好きなら、マイルは貯めなきゃ損!
ひと手間かければ、誰でも簡単に、マイルで獲得した特典航空券による “タダ旅”が手に入ります。今回は、マイレージサービスの仕組みやマイルの貯め方など、「マイルの基本」について徹底解説。獲得したマイルの価値をより高める、お得な使い方もあわせてご紹介します。
(本記事内の価格表記は基本的に税込みです)

1.マイルとは、航空会社のポイントプログラムで貯まるポイント
2.空で貯める! 獲得マイルは、飛行距離と運賃に応じて決まる
3.陸で貯める! マイル系クレカは必須。日常生活で活用しよう
4.マイルを貯めやすいクレジットカード3選
5.マイルのお得な使い道「ベスト3」を紹介
6.マイルと交換した特典航空券の意外なメリットとは?

1.マイルとは、航空会社のポイントプログラムで貯まるポイント

マイルとは、航空会社のポイントプログラムで貯まるポイントのことを指します。各航空会社のマイレージ会員(会費無料)になると、搭乗距離に応じてマイルが貯まっていきます。貯めたマイルは特典航空券への交換や国際線の座席のアップグレードのほか、ツアーや航空券の購入に充当できるポイント、もしくは提携先のポイントに交換することができます。

2.空で貯める! 獲得マイルは、飛行距離と運賃に応じて決まる

マイルの計算方法:区間基本マイル×積算率=積算マイル数

「区間基本マイル」:世界中の航空会社でほぼ同じ。フライト距離が長いほど多く貯まる
毎年秋にIATA(国際航空運送協会)によって定められるTPM(運賃計算に使用する区間距離)が基準となっており、世界中の航空会社でほぼ同じ。たとえば「東京→札幌」は510マイル、「東京→ホノルル」は3,831マイルで、フライト距離が長いほど多く貯まります。

「積算率」:普通運賃などは高く、格安ツアーなどで低く設定される傾向
積算率はチケットの種類と航空会社によってさまざま。たとえばJAL、ANAの国内線を利用する場合、普通運賃やビジネスきっぷは100%、正規割引航空券(JAL特便割引・ANA SUPER VALUEなど)や株主優待券は75%、パッケージツアー利用では50%に設定されています。

国際線の積算率も、チケットの種類と航空会社によって大きく異なります。JALを例にすると、ファーストクラスが150%、ビジネスクラスは125%〜70%、プレミアムエコノミークラスは100%、エコノミークラスは100〜30%。正確な積算率を知るには、予約時にアルファベット1文字(Y、Q、Sなど)で表示される「予約クラス」を確認する必要があります。

一般的に、積算率は普通運賃や正規割引航空券などの高額な航空券ほど高く、期間限定スペシャル運賃や格安パッケージツアーなどの安い航空券ほど低く設定されています。

東京とニューヨークをエコノミーで往復すると、約9,400マイル貯まる計算

たとえば、東京→ニューヨークをエコノミークラスの正規割引航空券(予約クラスK)で利用した場合は以下のように計算します。
6,723マイル(区間基本マイル)×70%(積算率)=4,706マイル
往復では、4,706マイル×2=9,412マイルが貯まる計算になります。

提携航空会社や、同じ航空連合(アライアンス)を利用しても獲得できる

また、提携航空会社やアライアンス加盟航空会社の利用でもマイルは貯まります。アライアンスとは英語で“連携・同盟”という意味で、ほとんどの大手航空会社は3大アライアンスのいずれかに加盟。JALは13社が加盟する「ワンワールド」、ANAは28社が加盟する世界最大級の「スターアライアンス」のメンバーです。ただし、どういった積算率が適用されるのかは、各航空会社で異なりますので、しっかり確認しましょう。

<ワンワールド>
JAL、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、マレーシア航空、カンタス航空、カタール航空、S7航空、スリランカ航空、LATAM、ロイヤルヨルダン航空

<スターアライアンス>
ANA、エアカナダ、中国国際航空、エア インディア、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ ドイツ航空、スカンジナビア航空、深セン航空、シンガポール航空、スイス インターナショナル エアラインズ、タイ国際航空、ターキッシュ エアラインズ、ユナイテッド航空、アドリア航空、エーゲ航空、アビアンカ航空、アビアンカ・ブラジル航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、南アフリカ航空、TAPポルトガル航空

3.陸で貯める! マイル系クレカは必須。日常生活で活用しよう

マイルを貯める際に、必ず持っておきたいのが、JALカードやANAカードなどのマイル系クレジットカードです。先ほど説明したように、マイレージ会員に入会するだけでも、マイルを貯めることはできます。また、多くのクレジットカードでは、貯まったポイントを航空会社のマイルに交換できるサービスを実施しています。

しかし、JALカードやANAカードなどのマイル系クレジットカードを搭乗時に利用すれば、通常利用に比べてマイルが加算されたり、その年初めて搭乗する際にボーナスマイルが付いたりもします。また、のちほど紹介しますが、マイル系クレジットカードを持っている人を対象に、ショッピングで付与されるマイルが2倍になるサービス(有料)を実施しているので、マイルが非常に貯まりやすくなるのです。

4.マイルを貯めやすいクレジットカード3選

【1】ANAマイラー必携の「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」

ANAマイルを貯めやすい、ANA提携のクレジットカードは多くあります。
ベーシックなのは年会費2,160円(初年度無料)の「ANA VISA 一般カード」です。搭乗時にマイルが10%加算されるほか、毎年カードを継続したときに1,000マイルが付与されます。ANAカードの特徴として、買い物などで使ったときに直接マイルが貯まるのではなく、カード会社のポイントが付与され、それをマイルに移行する形を採っています。

「ANA VISA 一般カード」の場合、1,000円の利用で、カード会社のポイントが1P貯まり、それを5マイルに移行することができます。年間6,480円の手数料がかかる「10マイルコース」を選べば、1Pを10マイルに移行することができるようになります。日常使いでANA系のカードを使うならば、別途6,480円の費用がかかっても、「10マイルコース」への加入を検討するのがよいでしょう。

数あるANAのマイル系クレジットカードの中でも、圧倒的な人気を誇るのは「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」です。年会費は2,160円(初年度無料)。このカードの特徴は、「ANA VISA 一般カード」のスペックに加え、以下の2種類のポイントを貯め、これらをマイルに高い還元率で交換できる点にあります。
・Oki Dokiポイント:1,000円利用ごとに1P。Oki Dokiポイント1Pを5マイル(「10マイルコース」に加入すれば10マイル)に移行できる
・メトロポイント:東京メトロ1回の乗車(定期利用区間は除く)で、平日5P、土休日15P獲得。メトロポイント100Pを90マイルに移行できる

買い物などに加え、東京メトロへの乗車や定期券購入でもマイル獲得
このほか、定期券の購入にこのカードを使うと、Oki Dokiポイントが1,000円で1P、メトロポイントが1,000円で5P、PASMOへのオートチャージでも1,000円で10マイル(10マイルコースの場合)獲得することができます。メトロポイント100Pを90マイルに移行できるのは、かなり高い還元率と言えます。ポイントサイトなども活用すれば、ANAマイルを効率よく貯めることができる“秘密兵器”になる1枚です。

ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
発行元/ジェーシービー
国際ブランド/JCB
年会費/2,160円 (初年度無料)
ポイント(還元率)/Oki Dokiポイント(1,000円=1ポイント)
マイル移行/5マイルコース(1ポイント→5マイル)、10マイルコース(1ポイント→10マイル)から選択可

【2】JALマイラーにおすすめの「JALカード TOKYU POINT ClubQ」

カードで貯めたポイントをマイルに移行するANAカードと異なり、JALカードの特徴は、クレジット決済のたびにマイルが直接貯まっていく仕組みになります。
ベーシックなのは、年会費2,160円の「JALカード 普通カード」です。搭乗時にマイルが10%加算されるほか、毎年初回の搭乗時に1,000マイルが付与されます。そして、通常の買い物では200円で1マイル付与されますが、「ショッピングマイル・プレミアム」(年会費3,240円)に入れば、還元率が2倍の100円で1マイル付与になります。

JALカードにはさまざまな種類がありますが、還元率はほぼ横並びです。おもな違いは電子マネーへの対応なので、自分が貯めている電子マネーにあわせて選ぶとよいでしょう。

「WAON」と「PASMO」への電子チャージでマイルが貯まる
WAONとPASMOの2つの電子マネーで貯めたいユーザーにとって、唯一の選択肢は「JALカード TOKYU POINT ClubQ」。電子マネー「WAON」へのオートチャージで100円=1マイル、PASMOへのオートチャージで200円=1TOKYU POINT(0.5マイル相当)のマイルが貯まります。

「Suica」を使っているなら「JALカードSuica」を検討しよう
残念なのは、PASMOオートチャージでのマイル還元率が4分の1に下がってしまうこと。WAONよりも交通系電子マネーの利用頻度が高い人には、PASMOオートチャージで100円=1マイルが貯まる「JALカード OPクレジット」、またはSuicaチャージで100円=1マイル(JRE POINTから移行)が貯まる「JALカードSuica」がおすすめです。
※加算マイルはすべて、JALカードショッピングマイル・プレミアム加入の場合

JALカード TOKYU POINT ClubQ
発行元/JALカード
国際ブランド/Visa、MasterCard
年会費/2,160円 (初年度無料)
ポイント(還元率)/100円=1マイル
※JALカードショッピングマイル・プレミアム(年会費3,240円)加入の場合。加入しない場合は200円=1マイル

【3】40社以上のマイルに移行可能「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」

航空会社のクレジットカードではないのに、マイル系カードとして高評価を得ているこのカード。年会費は33,480円と高額ですが、コスパは抜群です。以下に3つのメリットをまとめました。

通常のマイル還元率1%。一度に6万ポイント移行すれば、マイル還元率1.25%に
カード決済100円ごとに3ポイントが貯まり、ポイントはJALやANAを含む40社以上のマイルに3ポイント→1マイルで移行できます。1マイル=3円で計算すると、通常のマイル還元率は1%ですが、6万ポイント移行ごとに5,000マイルのボーナスマイルが加算され、6万ポイント→2万5000マイルにアップします。マイル還元率は1.25%と、非常に高い還元率が実現します。

高級ホテルグループの上級会員資格が。空室状況によっては無料で客室のアップグレードも
カード入会と同時に、マリオットやリッツ・カールトン、ウエスティン、シェラトンなどを擁する世界最大級の高級ホテルグループ「マリオットボンヴォイ」の上級会員になれます。通常、上級会員になるには最低でも年間25泊以上する必要があるので、かなりお得。上級会員の特典として、空室状況によっては無料で客室のアップグレードができたり、チェックアウトの延長ができたりと、VIP待遇を満喫できます。

また、カードを更新するたびに、1泊1室(2名まで)の無料宿泊特典がもらえます。対象となるのは、通常5万ポイントを使って宿泊できる「カテゴリー1〜6」のホテル。夏休みや年末年始などのピーク時期に使うと、これだけで年会費の元は簡単に取れてしまうでしょう。ただし、カード入会初年度はこの特典が適用されませんので、注意しましょう。

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
発行元/アメリカン・エキスプレス
国際ブランド/アメリカン・エキスプレス
年会費/33,480円
ポイント(還元率)/100円=3ポイント
マイル移行/3ポイント→1マイル、2万マイル単位での移行でボーナスマイル5,000マイルを積算

マイル還元率がアップする特約店をフル活用しよう

JALマイラーは「ファミリーマート」、ANAマイラーなら「セブン-イレブン」を選ぶのが鉄則
コンビニに行く場合、JALマイラーは「ファミリーマート」、ANAマイラーなら「セブン-イレブン」を選ぶのが鉄則です。その理由は、両者がより多くのマイルが貯まる「JALカード特約店」「ANAカードマイルプラス」にそれぞれ指定されているから。買い物や食事、旅行の際には、以下に挙げたお店を意識して利用すると、マイルが貯まるスピードが上がります。

<JALカード特約店の一例>※すべて、通常より2倍のマイルが積算される
【買い物】ファミリーマート、イオン、マツモトキヨシ、ウエルシア、大丸、松坂屋、ノジマ、二木ゴルフ、紀伊国屋書店など
【飲食】ロイヤルホスト、スターバックス(オンライン入金)など
【交通、宿泊】JXTGエネルギー(ENEOS、エッソ、モービル、ゼネラル)、ホテルルートイン、京急EXイン、西鉄ホテルグループ、加賀屋グループなど

<ANAカードマイルプラス加盟店の一例>※通常より1.5〜2倍のマイルが積算される
【買い物】セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、阪急百貨店、阪神百貨店、ヤマダ電機LABI、ラオックスなど
【飲食】スターバックス(オンライン入金)、京成友膳(成田国際空港第1ターミナル)など
【交通、宿泊】JXTGエネルギー(ENEOS、エッソ、モービル、ゼネラル)、ホテルルートイン、京急EXイン、西鉄ホテルズ、シギラリゾートなど

5.マイルのお得な使い道「ベスト3」を紹介

頑張って貯めたマイルは、賢く使いたいもの。マイルは貯めるよりも使うほうが難しいと言われています。そこで、お得な使い道をランキング形式でご紹介します。

【第1位】特典航空券への交換:マイルの価値を最も高める使い方

最もお得な使い道はもちろん、特典航空券に交換すること。基本的に繁忙期はより多く、閑散期にはより少ないマイルで交換できます。

※必要マイル数は時期によって変動。JALは期間・路線限定でJALカード会員割引(マイナス500マイル)が適用される

国内線はJALもANAも時期によって必要マイル数が変動しますが、国際線はJALのみ、予測残席に応じて必要マイル数が大きく変動する方式を採用しています。繁忙期には、特典航空券への交換に莫大なマイルが必要となる場合も。そのため、特典航空券よりも、第2位で紹介する「eJALポイント」や「ANAスカイコイン」に交換するほうがお得なこともあるので、しっかり比較検討しましょう。

※ANAの必要マイル数は時期によって変動。JALの必要マイル数は予測残席に応じて変動

※ANAの必要マイル数は時期によって変動。JALの必要マイル数は予測残席に応じて変動

特典航空券に交換する際、意識したいのが1マイルあたり何円の価値になるのか、ということ。たとえば、東京と台北往復の航空券が1.8万円で購入できる時期に、2万マイルを使って特典航空券に交換すると、1マイル=1円を切ってしまいます。それなら、第2位で紹介しているポイントに交換してから航空券を購入したほうがお得です。

多くのマイルが貯まっている人には、国際線ビジネスクラス特典航空券への交換がおすすめ。たとえば、JALで東京とホノルルを往復するときには、8万マイルからビジネスクラスの特典航空券に交換できます。同航空券は、閑散期でも20万円以上とかなり高額。この場合、1マイルの価値は2.5円以上となります。

【第2位】「eJALポイント」「ANA SKY コイン」への交換:繁忙期で特典航空券を取れないときは検討の価値アリ

特典航空券は繁忙期の予約が取りづらいのがデメリット。そんなときにおすすめしたいのが、航空券やツアー購入に使えるポイントに交換する方法です。JALは5,000マイル→5,000ポイント(1%)、または1万マイル→1万5000ポイント(1.5%)のeJALポイントに交換可能。もちろん、よりお得なのは後者なので、できるだけ1万マイル単位で交換するようにしましょう。

ANAは1マイル→1円からANA SKY コインに交換できますが、こちらも1万マイル以上での交換がおすすめ。交換レートはANAマイレージクラブの会員ステータスやANAカードの種類によって異なりますが、たとえばANA一般カード会員なら1万マイル→1万2000円相当(1.2%)、2万マイル→2万6000円相当(1.3%)のANA SKY コインに交換できます。

【第3位】電子マネーなどへ交換:マイルの有効期限が切れそうなときは使える手段

JAL、ANAマイルともに有効期限は獲得してから36か月間になります。当分旅行する予定がない、マイルの有効期限が切れそう、という人は電子マネーやギフト券への交換がおすすめ。1マイル=1円として現金同様に使えるので、損はありません。

<交換できる電子マネー・ギフト券の一例>
【JAL】
ファミリーマート専用プリペイドカード(1万マイル →1万500円分)、Amazonギフト券(1万マイル →1万円分)、WAON(1万マイル→1万円分)、Ponta(1万マイル →1万ポイント)、Suica(1万マイル →1万円分)、dポイント(1万マイル →1万ポイント)、ビックカメラ(1万マイル →1万ビックポイント)、マツモトキヨシ(1万マイル →1万ポイント)など

【ANA】
Tポイント(1万マイル →1万円分)、nanacoポイント(1万マイル →1万円分)、楽天Edy(1万マイル →1万円分)、Suica(1万マイル →1万円分)、ヤマダポイント(1万マイル →1万ポイント)、iTunesギフトコード(1万マイル →1万円分)、スターバックスカードへの入金(1万マイル →1万円分)、マツモトキヨシ(1万マイル →1万円相当)など
※JAL、ANAともに一部提携カード会員限定の特典あり。年間交換上限あり

【番外編】座席のアップグレード:出張族に人気

出張族の間で人気なのが、マイルを使って国際線の座席をアップグレードすること。エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスやビジネスクラスへ、ビジネスクラスからファーストクラスへと、ワンランク上の座席に変更できます。たとえばJALのシンガポール行きエコノミークラス(片道)を持っているなら、プレミアムエコノミークラスへは1万5000マイル、ビジネスクラスへは2万マイルでアップグレード可能です。

ただし、アップグレード特典の対象となる航空券は限られているので注意しましょう。パックツアーの航空券や特典航空券に加え、JALやANAの公式サイトで購入できる正規割引航空券でも、価格が安いものは対象外となる可能性大。また、アップグレードできる座席数には上限があり、特典航空券と同様に人気路線は予約が取りづらい状況です。

6.マイルと交換した特典航空券の意外なメリットとは?

ここまでマイルのお得な貯め方、使い方をご紹介してきましたが、マイルには一般の航空券やツアーにはない隠れたメリットがあります。

メリット1:突然の旅行でもOK! JAL、ANAともに前日まで予約可能

突然予定が空いて旅行したくなった。そんなとき、航空券を購入しようとすると、格安航空会社のLCCでもかなり高額になってしまいます。その点マイルなら、直前予約でも必要マイル数は同じ(JALの国際線は予測残席に応じて変動)。国内線なら、JAL、ANAともに出発前日まで公式サイトから申し込みができます(国際線はJALが出発48時間前まで、ANAは96時間前まで受け付け)。人気路線に思わぬ空席が見つかる可能性もあるので、ギリギリまでチェックしてみては?

メリット2:出発直前でも、キャンセル料はわずか約3,000円(マイル)

特典航空券のキャンセル料は、国内線・国際線ともにJALが1名・1特典につき3,100円、ANAは1名・1特典につき3,000マイル。通常、航空券やツアーのキャンセル料金は出発が近づくほど高額になりますが、特典航空券ならいつキャンセルしても一律です。
また、国内線は無料で日時の変更ができるのもうれしいポイント(JALは国際線のみ変更不可)。JAL、ANAともに国内線は変更希望便出発日の前日まで、かつ元の予約便の出発時間前まで受け付けています。ANAの国際線は、予約便の出発前、搭乗希望便出発の24時間前まで変更を受け付けています。

マイルを効率よく貯めて、お得に使う。この記事も参考に、賢いマイラーになって、“タダで旅行”を楽しんでみませんか?

渡辺裕希子
Writer
渡辺裕希子
編集者兼マイラー。JAL、ANAはもちろん、海外航空会社のマイレージにも詳しく、仕事の合間を縫って旅を楽しむ。ポイント、マイルの交換などカードの裏技にも精通。
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満園 徹(編集部)
Editor
満園 徹(編集部)
新聞社で企業や地方財政などを中心に幅広く取材。2018年から価格.comマネー編集部に在籍し、「価格.com マガジン」でクレジットカードや投資、節約などのマネー記事の編集、執筆を担当。
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