[Steam] サマーセール2023おすすめゲーム(探索・パズル・メトロイドヴァニア)

(2023/12/23追記)
2023ウィンターセールに向けた記事を書きました。こちらからどうぞ。

2023年上期に遊んだゲームをおすすめする記事です。
サマーセール2023(日本時間6/30~7/14)に合わせて、購入するゲームの検討にも役立てていただけると幸いです。

今シーズンにプレイしたゲームはどれも面白かったのですが、その中でも自信をもってオススメできるものに★を付けています。
また、プレイ時間と価格も合わせて記載しています。
(2023/7/1追記)サマーセールが始まったのでセール価格を追記しました。

これまでに紹介したゲームは過去の記事からどうぞ。

14種のマインスイーパーバリエーション


とてつもない種類と量のマインスイーパーを遊べるゲーム

マインスイーパーに様々な追加ルールを加えたバリエーション豊かなパズルを遊べるゲーム。
ルールによっては全くの別ゲーとなっているものもあります。

前作のUnderstand以上にシンプルな作りになっています。
画面には一切の華美な要素が無く、BGMもありません。
解いた時のメッセージや音も最小限となっており、とにかく刺激が得られないような作りとなっています。
手を抜いているのではなく意図的にそのような作りにしているのを感じます。

クリア演出もシャーンとシンバルが鳴るだけで極めてシンプル

とてつもない問題数があり、おそらく全問解くことは無理だと思います。
通番から想像すると数万問は確実でもしかすると10万問以上・・・?

また、パズルの種類も非常にバリエーションに富んだものとなっています。
タイトルは14種となっていますがそれより全然多く、更に複数のルールを組み合わせた複合問題まであります。

本作は純粋にパズルを解くことそのものを追求したゲームだと思います。
人によっては中毒的にハマる種類のもので、レビューでも1000時間超えのプレイヤーを見かけました。
そうでなくともちょっと気分転換とか頭の体操をやりたい、といったプレイヤーにはオススメできるかと思います。

筆者プレイ時間:5.1時間
価格:800円
サマーセール2023価格:680円(15%OFF)

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★TUNIC

かわいい見た目とは裏腹の高難度ソウルライクアクション&謎解き

探索とパズルが楽しめる作品と聞いて購入。
期待に違わず面白かったです。

作品としてはまず相当骨太なアクションゲームです。
これまでSteamのゲームはずっとキーボードでプレイしていたのですが、最初のボスで無理と悟ってコントローラを導入しました。

ソウルライクなアクションゲームはこれが初めてだったので相当苦しかったです。各ボス十~数十回は死んだと思います。
ただ、セーブポイントが近くにありリトライがしやすい構造になっており、何度も挑む度にボスの行動パターンを見切れるようになり、やっと倒せた時の達成感も格別でした。

またこのゲームの特徴として、道中でゲームの説明書の断片が落ちており、拾い集めることでゲームの構造が少しずつわかっていくというものがあります。
そして、中身がTUNIC特有の言語で書かれているため、「ちゃんと読めないが、なんとなくわかる」というものの繰り返しで想像力、推理力が掻き立てられます。

このゲームはラスボスまではずっとアクションゲームなのですが、その先にゲームの性質が変わるポイントがあります。
このゲームが絶大な評価を得ている理由、そしてこのゲームが単なる高難度アクションゲームでない理由がそこにあります。
個人的にはFilamentで既に体感したことのある内容だったのでそこまで衝撃はありませんでした。

間違いなく良いゲームですが、高難度アクションのスキルパズル・謎解き系の思考の両方が要求されるため、万人にはオススメしづらいかなと思います。
ただ、ソウルライク初体験でも最終的に何とかなりましたので、上記レビューも見てやってみようかなと思った人にはオススメできると思います。

筆者プレイ時間:36.2時間
価格:3400円
サマーセール2023価格:2380円(30%OFF)

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★SquishCraft

見た目が終わっている以外素晴らしいパズル

パズル好きのフォロワーからオススメされて手に取った作品。
正直ストアページを見て「この見た目で面白いわけあるか・・?」とか思っていました。
しかし実際に遊び始めてみるとめちゃめちゃ面白かったです。

パズルの肝となっているのは「圧縮」という要素で、例えば下図だと通常の倉庫番ルールではブロックが邪魔して通れないのですが、本作では壁に向かって押すとキュッと圧縮されコンパクトになり通れるようになります。

一見通れないが・・・
「圧縮」することでコンパクトにできる
つまりもちきんちゃく

たったこれだけのルールなのですが、もたらされた経験は「破壊」でした。
パズルには破壊を求めていたのでこのゲームは志向にものすごく合っていました。

破壊破壊破壊破壊破壊wwwwwwww

問題数はそこまで多くない(100問以下)ですが、いずれの問題も粒揃いで歯応えのあるものばかりです。
BABA IS YOUを始めとした2Dパズルを楽しめた人にはオススメです。
見た目が終わっているだけで本当に素晴らしいパズルゲームです。

筆者プレイ時間:36.2時間
価格:720円
サマーセール2023価格:360円(50%OFF)

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Puzzle Park

お手軽1人称視点パズル

Talos Principleっぽい雰囲気を感じる1人称視点パズルゲーム。
庭園の中を走り回って散りばめられたパズルを解いていきます。

基本4×5のパネルがあり、回りの風景などをヒントにして特定の場所を裏返すと星が手に入り、一定数集めると扉を開錠して次に進めるようになる、といったシステムです。

割とパズルのバリエーションはあり、同じ解法の繰り返しで退屈、みたいなことはありませんでした。
ただ、風景がアセット使い回し感ありありで探索のしがいが無い、オブジェクトの処理が甘く明らかに余分な箇所が見えてしまっているとか、変な箇所に入り込んで動けなくなるみたいな体験もあり、やや作りの粗さみたいなものも感じました。

あとステージが妙にだだっ広い

悪くは無いのですがオススメもしづらいゲームです。
The WitnessTalos Principleを終えて1人称視点パズルに飢えている人は手を出してもいいゲームだと思います。

筆者プレイ時間:2.6時間
価格:930円
サマーセール2023価格:558円(40%OFF)

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★7 Days to End with You


物語の観測者となって7日間の物語を体験するゲーム

唯一無二の体験ができるゲームです。オススメです。
〇〇は人生で一度きりという体験ができるゲームはいくつかありますがこれもその1つです。

見知らぬ部屋で目を覚ますところから始まります。赤毛の女性から話しかけられますが、未知の言語のためゲームを始めた当初は理解できません。

赤毛の女性との会話で登場する単語、部屋にある様々な物も同様に全て未知の言語で書かれていますが、動作との紐づけや似た場面で登場する単語から意味を類推していくことができます。
そうして少しずつ言語を理解していくことができます。


言語を理解していくことで、彼女が何を言っているかがわかると共に、こちらからも相手に伝えることができるようになります。
そうして交流を深めていくことができます。

言語を理解していくことで、物語の解釈が変わっていきます。
目を覚ますまでに何があったのか、彼女は何者で何をして過ごしているのか、なぜ彼女はこんなにも世話してくれるのか・・・

このゲームは冒頭で「貴方は、この物語の観測者です」「この二人の物語は貴方が感じた言葉によって構成されます」「この物語は、貴方の解釈で完成されます」といったことが語られます。
物語を観測するための鍵は最初から揃っており、言語を理解していくことで解釈を深めていくことができます。
そうしてある結末に辿り着いたとき、「7 Days to End with You」のタイトルの意味を理解して深い感動に包まれました。

言語の解読要素があるため、ある程度謎解きや推理ができるプレイヤー向けのゲームにはなっています。
ただ、冒頭に述べた通り唯一無二の体験ができるゲームであり、上記の説明で少しでも興味を持った人にはぜひ手に取っていただきたい作品です。


筆者プレイ時間:9.9時間
価格:790円
サマーセール2023価格:632円(20%OFF)

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★Ori and the Blind Forest: Definitive Edition

★Ori and the Will of the Wisps


美しい森を旅する名作メトロイドヴァニア

Supralandシリーズがかなり楽しめたこと、またTUNICでコントローラを導入したことからアクション系、メトロイドヴァニア系のゲームも今なら楽しめるんじゃないかということで手を出した作品。
Oriのシリーズは2本ありますが、ストーリー上の繋がりがあるためOri and the Blind Forest→Ori and the Will of the Wispsの順でプレイすることをオススメします。

本作はまず風景が非常に美しいです。
メトロイドヴァニア系のゲームは悪魔城の流れが源流にあることから割とダーク目な雰囲気のものが多い気がするのですが、その中でも本作は心が洗われるような美しい自然の中を駆けていくだけで楽しいです。

本作の特長としては「打撃」と呼ばれるアクションがとにかく気持ち良いです。
特定の敵弾やオブジェクトを弾き飛ばし、弾いたのと逆方向に飛ぶアクションなのですが、オブジェクトや敵弾を利用して空中で連続して打撃を決めることで上空へとぐんぐん進んでいくのがかなり楽しいです。

収集要素もかなり充実しています。
マップのあちこちに能力アップや経験値相当のアイテムが隠されており、隅々までマップを探したくなります。
メトロイドヴァニアらしく初回の到達時には見えてるけど取れないようなアイテムも多く、2段ジャンプや滑空といったアクションを手に入れるたびにその時点で行けるマップを全探索したりしました。
マップの端や隠し通路のほか、本編より難易度の高いアクション・パズルの先に置いてあるようなケースもあり、探索のやりがいがあります。

メトロイドヴァニアではあるのですが、戦闘要素はかなり抑えめです。
どちらかというと障害物を避けて進むようなアクション要素の方が強いです。
パズルプラットフォームの方がジャンルとしては近いかもしれません。

Celesteかと思った

美しい森が舞台であり、グラフィック・音楽ともに美麗で高水準です。
Ori and the Will of the Wispsの方は中盤の暗闇の中を進むエリアがキモい(主観)ことになっていますが、探索に力を入れすぎなければそこまで気にならないと思います。

Ori and the Blind Forestの方だけでもストーリーとしては起承転結ありますが、Oriの物語としては2作ひっくるめて初めて完成するため、ぜひ2作通しでやってほしい作品です。

筆者プレイ時間:14時間/19.3時間
価格:2090円/3132円
サマーセール2023価格:522円(75%OFF!)/783円(75%OFF!)

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★The Last Cube


立方体を操作してステージを進んでいく隠れた名作パズル

ストアページの紹介動画から何となく良さを感じたので購入した作品。
かなり面白かったです。

パズルとしては立方体を操作し、マップを転がっていくことでゴールを目指すような仕組みとなっています。

特徴的な仕組みとしては「スタンプ」があります。
マップに配置されているスタンプマークの上に乗ると設置した面にスタンプが付着し、スタンプが立方体の上面にある時に固有の能力を使うことができます。

例えば黄色の+のスタンプはダッシュ能力でマップ上を滑って移動できますし、赤〇のスタンプは空中に足場を作ることで低い位置に降りることができる能力です。
こうした能力の使いどころを見極めてうまくパズルを解いていくことになります。

このゲームの良いところは、ステージ内やワールドマップに隠されている「伝承」(収集要素)やステージ内のグラフィックによって世界観が少しずつ明らかになっていく点です。
収集要素を集めるだけでも探索欲、やりこみ欲をかきたてられるのですが、それらを集めることで少しずつこの世界が何なのかを解き明かしていく感じは素晴らしく面白かったです。

少しずつ世界の仕組みが明らかになる

他のやりこみ要素としては、ステージ毎に用意されているミッションがあります。
ミッションは各ステージを特定の条件を満たした状態でクリアするもので、例えば「同時に押せるスタンプを最大2つまでにしてクリアする」「特定手数以内でクリアする」「制限時間内にクリアする」などです。
特に制限時間内クリアについては各パズルの解き方を事前に頭に入れておく必要があるのでかなりやりごたえがありました。

グラフィックも美しく、パズルの質やボリュームも文句なしの素晴らしいゲームです。
なぜこのゲームがSteam上で100レビュー足らずなのかわからないレベルです。
隠れた名作と言っていいと思います。
文句なくオススメです。

筆者プレイ時間:19.5時間
価格:2050円
サマーセール2023価格:1025円(50%OFF)

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★クビナシリコレクション


頭を増やして進む東方2次創作パズルアクション

頭が増やせるという理由だけで飛びついた作品。
しかし購入した理由と関係無く面白かったです。

ジャンルとしてはパズルアクションです。
ステージ毎に頭の数が決まっており、頭を踏んだり飛ばしたりすることでステージを攻略していきます。

頭を増やした状態

やり込み要素として、ステージ毎に配置されているパズルピースを集めることで実績解除や別エンディングを見ることができます。
多くの場合は通常ゴールよりも複雑な手順やシビアなアクションを求められるためかなりやり応えがあります。

残機みたいに1UPもできる

また、スピードラン要素がゲーム内で用意されています。
クリアタイムがステージ毎に記録され、タイムに応じてS/A/B/Cのランクが与えられるほか、全ステージのクリアタイム合計が30分以下でスピードラン実績を取得することができます。
このため1ステージで通常クリア/パズルピース取得クリア/スピードランクリアで何度も遊ぶことができます。

自力で見つけたテクニックでタイムを大幅短縮

特にスピードランクリアについては自力でいくつかのテクニックを見つけ出して実践することができたため、ちょっとしたRTA気分を味わえてかなり面白かったです。

パズル自体もなかなか歯ごたえがあり、非常に楽しめた作品でした。
パズルアクションが好きな人にはぜひ手に取っていただきたい作品です。

筆者プレイ時間:28.5時間
価格:1280円
サマーセール2023価格:768円(40%OFF)

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Ib

名作フリーゲームのリメイク版

2012年頃にRPGツクールで制作された作品のリメイク版がSteamで出たということで購入。
ツクール版の方はプレイしたことがあったのですが、後期に追加されたエンディングや追加ダンジョンの方は未体験だったため、単純に追加要素のあるリメイク版として楽しむことができました。

ジャンルとしては一応ホラーゲームですが、ホラー要素はそこまで多くないです。最序盤と中盤にあるイベントぐらい。
そのためホラーが苦手な人でも十分楽しめると思います。
また、どちらかというと謎解き要素がメインですがそこまで難しいものはありません。

「昔プレイしたことがあるけど追加エンディングとか2周目とか知らない」みたいな人(筆者のパターン)にはぜひオススメしたいです。
そうでなくとも、昔プレイしたが内容を覚えてない方や未プレイの方は遊ぶ価値があるゲームだと思います。

筆者プレイ時間:6.8時間
価格:1300円
サマーセール2023価格:1300円(値引き無し)

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Bonfire Peaks

A Monster's Expeditionの開発元が参画している3D倉庫番系パズル

ここらで純粋パズルをやろうかなと着手したゲーム。
A Good Snowman Is Hard To BuildA Monster's Expeditionの開発元が参画しているだけあってなかなか難しかったです。

ジャンルとしては3D倉庫番とでも呼ぶべきもので、箱を持ち上げて運び、段差を乗り越えて特定の色の箱をゴール(焚き火)にくべることが目的となります。
ステージの種類やギミックも豊富でかなりのボリュームがあります。

山のふもとからスタートし、小問を解きながら山頂に向かって登っていくことになります。
途中には意味深なオブジェクトもあるのですがゲーム内ではそれ以上の説明は無く、最後までクリアしましたが結局主人公が何者かも何のために登っているのかもよくわかりませんでした。
(それを言い出したらSnowmanExpeditionもそうではありますが)

個人的にはパズルゲームではそのパズルを解く理由がゲーム内で説明されているものが好みなので、いかにも世界観が提示されそうな見た目でその要素が薄かったのは不満の残るところでした。

そのため本記事ではオススメにはしていませんが、全体的には高水準のパズル揃いですので同社のパズルゲームを楽しめたプレイヤーにはオススメできると思います。

筆者プレイ時間:23.8時間
価格:2300円
サマーセール2023価格:1380円(40%OFF)

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★ENDER LILIES: Quietus of the Knights

悪魔城の流れを汲む正統派メトロイドヴァニア

Steamのメトロイドヴァニアジャンルで高評価だったため手に取ったうちの1作。
前評判通り面白かったです。

本作の特徴を上げると、
・デスペナが無い(最終セーブに戻されるのみ)
・回避の無敵が長い
・探索しやすいマップ表示(アイテム回収が済むと部屋の色が変わる)
といったところで、全体的に親切な作りと感じました。全EDクリア+全実績解除まで遊ぶことができました。

屋内の全体的に黒っぽいマップが多い点や、序盤で手に入るスキルが鉄球を振り回すものである点など、何となく悪魔城っぽさを感じました。

ステージも悪魔城っぽさがある

道中で手に入るスキルが豊富な点も良いポイントです。
好みやプレイスタイルに合わせて好きなスキルを強化できる自由度があります。
個人的には西の商人という自分の周りを飛んで敵を自動攻撃してくれるスキルが好きでした。

ボスはちゃんと難しいです。
ただ理不尽な難しさはなく、何度も死にながらパターンを覚えて攻撃することでクリアできるような難易度調整になっています。
前述のとおり回避の無敵が長いのでアクションはそれほどシビアではないですが、各ボスはだいたい第1~第3形態まであり、かつレベル上げやスキル強化をしても劇的に攻撃力が上がったりしないのでゴリ押しは効かないような調整になっています。

主人公であるリリィが何者なのか、この世界で何が起こったのかというのも探索の過程で明らかになっていきます。
全ての要素が収束し辿り着いた真エンディングでは「救い」がそこにありました。

各地で拾えるTIPSも理解の助けになる

間違いなく名作メトロイドヴァニアです。オススメです。

筆者プレイ時間:20.6時間
価格:2728円
サマーセール2023価格:1364円(50%OFF)

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ElecHead


頭も飛ばせるプラットフォームパズル

重めの作品が続いたので気軽に遊べる短めのゲームをということで本作をプレイ。
ジャンルとしてはパズルプラットフォームで、ジャンプと頭を飛ばすアクションを駆使して進んでいくものとなっています。

クビナシリコレクションで見た

ロックマンみたいなシンプルな見た目で、パズル要素も結構バリエーションがあります。
また、結構な割合であちこちに隠し通路や隠しルートがあり、収集要素が隠されています。
「ここなんかありそうだな」というのを注意しながら探して見つけていくのが面白いです。

全実績解除するまで探索しても数時間ぐらいのボリュームで、内容も面白いため重たいゲームを遊んだ後の気分転換としてオススメです。

筆者プレイ時間:3.9時間
価格:980円
サマーセール2023価格:784円(20%OFF)

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★Dead Cells


ローグライク要素を組み込んだ高難易度アクションゲーム

メトロイドヴァニアを探している中で高評価だったため手に取った1本。
ローグライトとメトロイドヴァニアの要素を併せ持った”ローグヴァニア”というジャンルを自称しており、その名前の通りマップが自動生成され毎回異なり、死んだら最初のマップからやり直しという要素により独特のゲーム性を持っている点が特徴です。

牢獄で目を覚ましたところからゲームがスタートし、いくつかのマップと中ボスを経て玉座の間に居るボスを倒すのが当面の目的となります。
道中で剣や弓矢といった武器、爆弾やタレットといったサブ武器、盾などを入手し、パワーアップアイテムによって自身を強化し、ボス戦に臨むことになります。
武器やパワーアップアイテムを近接攻撃系に寄せていくのか、遠隔攻撃メインで戦っていくのか、あるいは盾や回復系のアイテムで生存力を高める方向にしていくのか、好みによって自由にビルドを組める点が魅力です。
またアイテムの種類が多く、道中でどのアイテムを拾えるかの運要素もあるので、毎回違ったプレイを楽しめます

また毎回ゼロからのスタートとなるわけではなく、道中で回収できる「セル」でアップデート要素を解禁していくことにより、新たな武器をアンロックしたり、拾える武器のクラスを少し底上げしたりとゲームを楽にしていくことができます。
成長要素・解禁要素があるのも魅力の1つです。

このゲームは単純に遊ぶと相当難しいです。
まず、ラスボスは行動パターンが多彩で回避も慣れるまではかなり難しく、またごり押しが効くようなものでもないので、初見ではまず勝てないと思います。
通常のメトロイドヴァニアであれば何度も死んで覚えるところが1回しかチャレンジできない、かつ死んだら牢獄からやり直しなので慣れるのにもかなりの試行回数が必要となります。
周回を重ねた高難度では雑魚敵でもワンミスで大ダメージ、運が悪いと即死する上に回復もままならないため、道中通してほとんどミスできない緊張感のある戦いを強いられます。
実績の達成率も1周クリア時点で約40%、最高難易度でのクリアは約5%程度となっています。(2023年6月時点)

上記の問題を解決するのがアシストモードの存在です。
残機モードをオンにすれば死んでもロードできますし、必要に応じて敵のHPを下げたり地形や敵から受けるダメージ量を調整することができます。
このゲームで最も特筆すべき点がこの「自分の求める難しさに細かく調整できる」というものです。
アシストマシマシで敵をバッサバッサなぎ倒すプレイをしてもいいですし、残機オンやダメージ軽減で練習して自信を付けてから本番に挑むのも良し、突然死のリスクだけケアするために残機だけオンにして過度なセーブをしない、と縛るのも良し、です。
もちろんローグライクなのだからそんなのは使わない、苦労してクリアするから意味があるのだという考えでアシストを使わないスタイルもあるでしょう。
自身の実力に応じて味付けができて、ギリギリできる難しさで達成感を得られる、アクションゲームジャンルではありそうで無かったスタイルの作品だと思います。

道中で強武器を拾えるかもというワクワク感、周回を繰り返すことによる慣れやプレイスキル向上の実感と他のゲームにはない中毒性があります。
ある程度アクションやメトロイドヴァニアに慣れたプレイヤー向けのゲームではありますが、そういったプレイヤーにはオススメしたいと思います。

筆者プレイ時間:48.9時間
価格:2480円
サマーセール2023価格:1240円(50%OFF)

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★CrossCode

探索・パズル・メトロイドヴァニア好きに遊んでほしい今期No.1アクションゲーム

今年上半期に遊んだ中で1番面白かったゲームがこのCrossCodeです。
探索・アクション・パズル・収集・RPGと要素全部盛り、サブクエストもボリューム満点で心ゆくまでゲームの世界に浸ることができました。

ジャンルとしては2D見下ろし型のアクションRPGで、PSのアランドラが方向性としては近いです。
1段分の段差を登るのに苦労する点もかなりアランドラです。

パズルの難易度は一般的なアクションRPGと比べると歯応えがあるものが多いです。解法をひらめく必要があるものもありますが、時間制限のある操作を長手数こなす必要がある問題がいくつかあったのが印象的でした。ただ、床面をよく見ると動かすべきガイドのような線が見えたり、シビアな位置調整が不要なように工夫されている問題がほとんどでイライラするような場面は特にありませんでした。

床面の模様と見せかけてよく見ると動線が示されている

戦闘についても絶妙なバランス調整になっており、真正面から戦うと厳しい敵もほぼ全ての場合でうまく弱点を突くと倒しやすくなっていました。

ストーリーについても納得感のある内容で、序盤から伏線も張られており、DLCも含め最後は清涼感のあるエンディングで非常に満足感がありました。

なんといってもマップが広大で探索が面白いです。
サブクエストも充実しており、マップの探索やサブクエストで数時間遊んでメインストーリーを進めることなく終わった日もざらにありました。

成長要素として「サーキット」という要素があり、レベルが上がるとパラメータアップや新たなスキルを開放できるのですが、どの要素を重点的に伸ばすかを選択できる点も魅力の1つです。
自動回復と防御を優先的に取得するとか、プレイスキルに自信があるので近接スキルやダッシュ能力を優先的に取得する、などを選べます。

このゲームは要素盛り盛りで、特にパズル要素の比重、難易度が他の同ジャンルのゲームと比べると高いので、人を選ぶゲームではあります。
Steamのストアページでも同様のレビューが散見されます。
しかしながらこの記事を読んでいるような方には間違いなくオススメできます。
数時間でクリアできるようなゲームでは無いので腰を据えて遊ぶ必要がありますが、それだけの価値のあるゲームです。
ぜひ遊んでみてください。

筆者プレイ時間:96.6時間(DLC含む)
価格:1980円
サマーセール2023価格:594円(70%OFF!)

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終わりに

今期も多くの良質なゲームに出会えました。TUNICを遊んだのを機にメトロイドヴァニア系にも手を出したことから、遊べるゲームのジャンルが広がりました。
本記事で紹介した中で1つでも気になったものがあれば、セールを機に手にとってもらえれば幸いです。

過去の記事

これまでに紹介したゲームはこちらの記事からどうぞ。