カメムシは夏になると出てくるメジャーな害虫で、攻撃すると防衛反応として臭い匂いを出します。
この汁は有害で食べると人体影響がありそうですが、実際に食べる国や生のまま食べている人も居るようです。(フルーツの味がするとか!?)
昆虫食が盛んな昨今、カメムシの昆虫食がSDGs大賞を取得する程話題になっているカメムシについて調べてみました。
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カメムシを食べると害はある?人体影響や毒性と食べる国について解説ポイント
- 結論から言ってカメムシを誤食してしまった時の人体影響は最小限。人によって多少の胃腸障害が起きる可能性もあるが、重篤な害はない。
- 東南アジアを始め、カメムシを食べる国や地域も実際に存在する。筆者はタイでカメムシの仲間のタガメを食べたことがあるが、特に美味しくはない。
- カメムシを駆除するには有機リン系・ピレスロイド系薬剤がおすすめだが一つだけの成分を使うと薬剤に強い個体が生まれる可能性があるので、なるべく複数成分が添加された薬剤を使用する。
カメムシを食べる事で人体にどのような害がある?食べる国や地域は?
カメムシを食べてしまった場合、一般的には軽度な胃腸障害を引き起こす可能性があります。しかし、深刻な健康被害につながることは稀です。
カメムシを食べてしまった時に出る症状
カメムシを食べてしまった場合、以下のような症状が現れる可能性があります。
- 吐き気
- 嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 頭痛
- めまい
- 発疹
これらの症状は通常、数時間から数日以内に治まります。
アレルギー反応による人体影響
まれに、カメムシにアレルギーを持っている人は、以下のような重篤な症状が現れる可能性があります。
- 呼吸困難
- 喉の締め付け
- 顔や舌の腫れ
- じんましん
- 血圧低下
これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
カメムシから出る臭い汁の毒性
カメムシは毒性を持っていると言われていますが、その毒性は非常に弱く、人間にとって致命的な量になることはほとんどありません。
カメムシを誤食してしまった時の対処法
カメムシを食べてしまった場合は、以下のように対処してください。
- 口の中をよく水でゆすいでください。
- 水やお茶を飲んでください。
- 症状が軽い場合は、様子を見てください。
- 症状がひどい場合は、医療機関を受診してください。
予防法:カメムシを近づけない工夫をする
カメムシを食べてしまうのを防ぐためには、以下のような対策を講じてください。
- カメムシが発生しやすい場所には近づかない。
- 食材は密封容器に入れて保管する。
- 調理前に食材をよく洗う。
カメムシは安全?危険?結論
カメムシを食べてしまった場合、軽度な胃腸障害を引き起こす可能性がありますが、深刻な健康被害につながることは稀です。アレルギーを持っている人は、重篤な症状が現れる可能性があるので、注意が必要です。
カメムシを食べる国や地域はいくつかある
東南アジア
- タイ
- ラオス
- ベトナム
- カンボジア
- ミャンマー
中国
- 雲南省
- 貴州省
- 広西チワン族自治区
日本
- 長野県
- 岐阜県
- 静岡県
これらの地域では、カメムシは伝統的な食材として食べられています。一般的には、油で揚げたり、炒めたりして食べられます。
カメムシはタンパク質が豊富で、栄養価の高い食材です。また、独特の風味があり、好んで食べる人もいます。
しかし、カメムシの中には毒を持つ種類もいるので、食べる場合は注意が必要です。また、カメムシは農作物の害虫となることもあるので、駆除されることもあります。
カメムシを減らしたい!カメムシを食べる生き物の種類について
はい、カメムシを捕食する生き物はたくさんいます。
昆虫
- カマキリ
- クモ
- トカゲ
- カエル
- ヘビ
- 鳥
- コウモリ
その他
- 寄生蜂
- 寄生バエ
これらの生き物は、カメムシを重要な食料源としています。特に、寄生蜂や寄生バエは、カメムシの卵に寄生して幼虫を育てるため、カメムシの個体数を抑制する役割を果たしています。
カメムシの天敵
カメムシの天敵として特に有名なものは以下の通りです。
- カマキリ:鋭い鎌のような前足でカメムシを捕らえます。
- クモ:網にかかったカメムシを捕食します。
- トカゲ:素早い動きでカメムシを捕らえます。
- カエル:長い舌でカメムシを捕らえます。
- ヘビ:地表を這いながらカメムシを探します。
- 鳥:空中からカメムシを捕食します。
- コウモリ:夜間に飛んでいるカメムシを捕食します。
カメムシは多くの生き物にとって重要な食料源であり、生態系の中で重要な役割を果たしています。
カメムシを食べてしまったという人が知恵袋に居た!心配して相談も
カメムシを食べてしまったという人の知恵袋を見つけました。
しかし、冒頭部分でも解説した通り多少の違和感や胃腸障害が起きる可能性はあるものの、重篤な症状になる事は無いようです。
実際に私もタイでカメムシの仲間のタガメを食べたことがありますが、なんともありませんでした。
田舎でカメムシ以外の虫の対策方法について解説した記事がありますので、こちらも参考にして効果的な対策を行うのがおすすめです。
カメムシに効果的な薬剤や殺虫成分は?
カメムシに効果的な殺虫剤はいくつかありますが、使用場所や対象となるカメムシの種類によって適切な殺虫剤は異なります。
家庭内
- 屋内では、ピレスロイド系や有機リン系の殺虫剤が効果的です。これらの殺虫剤は、スプレータイプやエアゾールタイプなどがあり、手軽に使用できます。
- ただし、乳幼児やペットがいる場合は、使用を控えた方がよいでしょう。
- 使用する際は、必ず換気を十分に行い、マスクや手袋を着用するなど、安全対策を講じてください。
屋外
- 屋外では、ピレスロイド系やネオニコチノイド系の殺虫剤が効果的です。これらの殺虫剤は、粒剤や水溶剤などがあり、広範囲に散布することができます。
- ただし、環境への影響も考慮する必要があります。
- 使用する際は、必ずラベルをよく読んで、使用方法を守って使用してください。
代表的な殺虫剤
- アース製薬 カメムシコロリ
- 金鳥 カメムシキンチョールH
- 住友化学園芸 ベニカXファインフロアブル
- 三井化学アグロ アルバリン顆粒水溶剤
忌避剤
- カメムシが嫌がるハッカ油やユーカリ油を水で薄めてスプレーすると、忌避効果があります。
- ただし、効果は持続しないので、定期的に散布する必要があります。
駆除方法
- 殺虫剤以外にも、掃除機で吸い取る、熱湯をかける、手で捕まえるなどの方法もあります。
- ただし、カメムシは悪臭を放つので、駆除する際は注意が必要です。
注意事項
- 殺虫剤を使用する際は、必ずラベルをよく読んで、使用方法を守って使用してください。
- 換気を十分に行い、マスクや手袋を着用するなど、安全対策を講じてください。
- 環境への影響も考慮する必要があります。
参考情報
- https://curama.jp/pest/magazine/1004/
- https://www.duskin.jp/terminix/column/detail/00031/
- https://curama.jp/pest/magazine/1004/
その他
カメムシは光に集まる習性があるので、夜間に玄関灯などの光を消灯すると、カメムシの侵入を防ぐことができます。
また、カメムシは洗濯物や布団などに潜んでいることもあるので、洗濯物を取り込む際はよく確認し、布団は定期的に掃除機をかけるようにしましょう。
カメムシの好む環境は?カメムシが暮らしやすい生活環境
カメムシは、以下のような環境を好みます。
温度
- カメムシは、20~30℃程度の温暖な環境を好みます。
- 春と秋は活発に活動し、夏は暑さに弱いため、涼しい場所を好む傾向があります。
- 冬は越冬のために、暖かい場所を探して移動します。
湿度
- カメムシは、乾燥した環境よりも、湿度の高い環境を好みます。
- 特に、梅雨時期や台風シーズンなどは、湿度が高く、カメムシが発生しやすい時期です。
餌
- カメムシは、主に植物の汁を吸って生きています。
- 果樹、野菜、穀物など、さまざまな植物に寄生します。
- 特に、アブラナ科の植物やマメ科の植物を好みます。
光
- カメムシは、光に集まる習性があります。
- 夜間に玄関灯などの光に集まってくることがあります。
その他
- カメムシは、草むらや木の枝など、隠れ家となる場所を好みます。
- また、家屋や車など、暖かい場所にも潜伏することがあります。
カメムシ対策
カメムシの被害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。
- 薬剤
- カメムシ専用の殺虫剤を散布する。
- ただし、環境や人体への影響に注意が必要。
- 忌避剤
- ハッカ油やユーカリ油などの忌避剤を散布する。
- 効果は持続しないので、定期的に散布する必要がある。
- 物理的な対策
- 網戸やサッシの隙間を塞ぎ、侵入を防ぐ。
- 光を避け、カメムシが寄り付きにくい環境を作る。
- 天敵
- カマキリやクモなどの天敵を呼び込む。
カメムシは、温暖で湿度の高い環境を好み、植物の汁を吸って生きています。光に集まる習性もあり、夜間に玄関灯などの光に集まってくることがあります。
カメムシの被害を防ぐためには、薬剤や忌避剤、物理的な対策など、さまざまな方法があります。環境や人体への影響に注意しながら、適切な対策を講.
カメムシを食べると害はある?人体影響や毒性と食べる国について解説まとめ
カメムシを誤って誤食してしまったとしても結論から言って重篤な症状が出るほどの事態にはならないことが分かりました。
先ほども書きましたが私も種類は若干異なりますが、実際にタイの屋台で売られているタガメを食べた事がありますが特に問題はありませんでした。
カメムシは東南アジアを始め、タイや中国、日本の一部地域でも実際に食べる地域が存在するそうです。
カメムシはコリアンラダーの臭いがすると、好きな人は好きみたいですが私にはとてもそんな香りには思えませんw
手についてもしばらくは全く匂いが取れないので、カメムシを食べた日は歯ブラシをしてもなかなか匂いが取れないでしょう。
カメムシは匂いが厄介な昆虫ですが、捕食する昆虫も多いのは事実です。
昆虫は勿論、爬虫類の蛇などもカメムシを捕食する事があるようですし、あまり好んでは食べません鳥類もカメムシを捕食する場合があるそうです。
カメムシはハッカ油等の臭いが嫌いですので、ハッカ油とエタノールで作った天然由来の忌避剤をまくだけでも大分効果的です。
作り方は記事にしていますので、ぜひ夏のカメムシ対策にご活用ください。
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