よくあるご質問
人感センサとは、人を検知して機器を動かすためのセンサの総称です。
代表的なものに、熱線センサ(赤外線センサ)、超音波センサ、マイクロ波センサ、光電センサ、圧力センサなど様々ありますが、住宅照明用途では主に熱線センサを用いており、玄関ポーチ、廊下やトイレ灯などに採用しています。
なお、当社照明器具では人感センサの呼称を「ひとセンサ」に統一しています。
■ひと(熱線)センサの動作原理
ひと(熱線)センサは赤外線による人の代替検知を行っています。
地球上のすべての物体は、その温度と表面の性質に応じた電磁波を放射しています。
人体表面からは、10μmの波長を中心とした赤外線が放射されており、人が検知範囲に入ったとき、センサに入射する赤外線の量は、人体表面と背景との温度差に相当する量だけ変化します。
つまり、熱源である人体と床・壁などの背景との温度差に応じて動作します。
熱源がひと(熱線)センサを横切ったりして温度が変わると、その変化を検知して照明器具を自動点灯させます。
■当社で主に使用している熱線センサ:PaPIRs(パピルス)の解説
PaPIRsセンサは、人の動きによって生じる温度の変化を検知するコンパクト設計の人体検知センサです。
赤外線受光部は、人のわずかな動きも敏感にキャッチ。
レンズとの組み合わせで用途に応じた検知の確保が可能になります。
■ひと(熱線)センサ搭載照明器具の利点
1.利便性
「人がスイッチ」代わりになるため、例えば荷物で両手がふさがっていても、自動的に点灯・消灯します。
2.防犯対策
外部から目立ちやすい光の変化は防犯対策として極めて有効です。人を検知して点灯するだけでなく、フラッシュ機能を搭載した商品もラインアップ。
人が来て、あらかじめ設定した時間検知し続けるとフラッシュ。
不審者を驚かせ、暮らしの安心に貢献します。
3.節電効果
人の動きを検知して自動で点灯・消灯するので、点け忘れ・消し忘れを防ぐことができ、節電効果が期待できます。
また、必要な時だけ点灯するので、光源への負荷が少なくなります。
■ひと(熱線)センサの誤検知要因
ひと(熱線)センサは、熱源の温度の変化を動きとして検知する特性のため、以下の環境下で点灯または点灯しにくい場合があります(故障ではありません)。
・車、動物(犬、猫など)が検知範囲に入った
・夏場など人の体温に近い気温
・エアコンの室外機など熱や熱風を発生させるものが近くにある
・風の影響で植物の葉などが揺れる
・車のヘッドライトなど強い光があたる
・人が検知範囲内で静止している
・人が検知エリアに直進してくる場合
など
■照明器具の点灯動作/検知範囲
商品により、センサの点灯動作/検知範囲が異なります。
詳細はVAソリューションカタログより取扱説明書を検索しご確認ください。
例)小型シーリングライト(LGBC81043LE1)の動作/検知範囲
・点灯動作
・検知範囲
■以下の動画ではFreepaセンサとタッチレススイッチ付照明のご紹介をしています。
あかりのご提案「非接触」編(5分17秒)