南北交流・協力事業 韓国当局「秩序確立する」=自治体との協議会で
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2023.09.01 15:02
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は1日、自治体との南北交流政策協議会を政府ソウル庁舎で開き、政府は秩序ある南北交流・協力事業を推進すると強調した。
協議会には各自治体の南北交流・協力事業の責任者が出席した。文勝鉉(ムン・スンヒョン)統一部次官は冒頭、「政府は南北間の交流協力が法と原則の枠組みの中で秩序をもって行われるようにし交流協力の持続可能性を確保すると同時に、互いに助けとなる信頼関係を築いていく」と述べた。
南北交流に携わる北朝鮮の機関・団体の多くは北朝鮮当局と関連した組織であるため、韓国の自治体が参加する南北交流は政府との事前・事後の協議が重要だと説明した。「これまで一部の自治体は無理な北向け事業を競うように推し進め、国民目線ではなかった」とも指摘し、これ見よがしの協力はプラスの効果よりマイナスが大きかったと問題視した。
文氏は「政府は法と原則を基盤にした交流協力の秩序確立を目標に交流協力制度を改善し、事前・事後管理を強化している」と繰り返し、秩序確立が交流協力を萎縮させるという一部の意見を否定した。
また、北朝鮮の人権に格別な関心を寄せるよう自治体側に要請した。
この政策協議会は、自治体が手掛ける南北交流協力事業に対する協議と調整を目的に2017年9月に新設された。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権では昨年の書面開催に続き、今回初めて対面形式で開かれた。
mgk1202@yna.co.kr