米戦略原潜の寄港は非核化宣言違反？　韓国国防部「法的に問題ない」

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の当局者は２８日、米国の戦略原子力潜水艦が朝鮮半島に寄港すれば１９９１年に韓国と北朝鮮が合意した「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」違反に当たるとの指摘に、「法的な検討の結果、問題はないと判断した」と記者団に説明した。

　共同宣言の第１条は「南と北は核兵器の試験、製造、生産、接受、保有、貯蔵、配備、使用をしない」とうたっている。

　戦略原潜は核弾頭を搭載した弾道ミサイルを発射できる。韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と米国のバイデン大統領が２６日（米東部時間）の首脳会談後に発表した「ワシントン宣言」には「今後予定された米戦略原潜の韓国寄港」という文言があり、戦略原潜の韓国派遣計画が明らかになった。

　これを巡り、米戦略原潜が核弾頭を載せた弾道ミサイルを搭載した状態で朝鮮半島に寄港すれば非核化共同宣言違反になり得るとの指摘が出ていた。

tnak51@yna.co.kr