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韓国高官「北は黄金の機会逃すな」 南北会談開催促す

記事一覧 2019.06.20 09:26

【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る交渉の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は19日(米東部時間)、米ワシントンで演説し、「北にとって今は逃してはならない黄金の機会だ」と述べた。

李度勲氏(資料写真)=(聯合ニュース)

李度勲氏(資料写真)=(聯合ニュース)

 李氏はこの日、米シンクタンクのアトランティック・カウンシルが東アジア財団と開催した戦略対話で行った基調演説で、「中心当事国である南北と米の最高指導者が北の核問題解決をこのように集中的に扱ったことはなく、南北米3カ国の指導者間で形成された信頼の堅固さも過去には持てなかった重要な資産だ」として、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の決断を促した。

 中国の習近平国家主席が20~21日に訪朝することに関しては、「対話プロセス再開のためのもう一つの機会になると期待する」と述べた。

 また、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が提案した今月末に予定されるトランプ米大統領の訪韓前の南北首脳会談開催に北朝鮮が応じるよう改めて求めた。

 李氏は、ベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談が物別れに終わったものの、トップダウン方式は南北米首脳の政治的決断が必要な現在の状況に最も適しているとした上で、「実務交渉などによりトップダウン方式を補完する努力も並行できる」と指摘した。

 さらに「韓国政府は完全な非核化が達成されたと確信できるまで国際的制裁を引き続き履行していくとの立場を繰り返してきた」としながら、「しかし、制裁ばかりが能ではない。制裁はただ交渉を通じて解決策をもたらす道具(に過ぎない)」と説明した。

 李氏は「交渉がなければ進展もない。対話のドアを開いておかなければ、核問題を解決する部屋に入れない」とし、「北との非核化交渉で制裁に重きを置いた過去の『失われた10年』の間、非核化という最終目標からむしろ遠ざかった状況であるだけに、北との交渉はもはや選択ではなく必須だ」と述べた。

ynhrm@yna.co.kr

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