EU、米とEV電池用鉱物協定で合意せず 協議継続へ

EU、米とEV電池用鉱物協定で合意せず 協議継続へ
1月30日、米国とEUは、EV用電池に使う重要鉱物に関する貿易協定で合意に至らなかったが、協議を継続することで一致した。写真は欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)。上海で2023年9月撮影(2024年 ロイター/Jason Xue)
[ワシントン 30日 ロイター] - 米国と欧州連合(EU)は30日、電気自動車(EV)用電池に使う重要鉱物に関する貿易協定で合意に至らなかったが、協議を継続することで一致した。
ワシントンで開いた米EU貿易・技術評議会の第5回閣僚協議後、欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)が記者団に述べた。
米インフレ抑制法の一部側面などを巡り、欧州側に「未解決の問題」が残っているという。
今回の協議では、欧州企業も米国のEV税控除の適用を受けられるようにする電池用鉱物貿易協定が主要な議題となった。
ドムブロフスキス氏は協定締結の目標や期限は示さないとした上で、相違はあるものの、関与を続け、最終的に包括的な合意を目指す考えを示した。
双方は4月にベルギーで第6回閣僚協議を開くことで合意した。

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