国連安保理のガザ支援巡る決議案、採決は21日に再延期=外交筋

国連安保理のガザ支援巡る決議案、採決が再延期=外交筋
パレスチナ自治区ガザへの支援を強化し、国連にガザへの人道支援物資の輸送を監視するよう要請する国連安保理の決議案について、米国の要請により採決が再び延期された。12月19日、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Shannon Stapleton)
[国連 20日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザへの支援を強化し、国連にガザへの人道支援物資の輸送を監視するよう要請する国連安保理の決議案について、21日に再び延期された。外交筋が20日、述べた。米の拒否権行使を回避するため、米とエジプトが交渉を行うという。
エジプトは理事国ではないが、ガザと国境を接しており、同地区への人道物資搬入の唯一の窓口となっている。
外交筋はロイターに対し「交渉は進行中で、より時間が必要だ」と指摘。米国による拒否権行使の可能性があるため「採決を急いでも、良い結果になるとは思えない」とした。
この日の非公開会合で、米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使が、エジプトとの交渉を行うため延期を要請したという。
採決は18日、19日、20日と順延されてきた。

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