米政府、ガイアナの主権を支持 ベネズエラとの国境紛争で

米政府、ガイアナの主権を支持 ベネズエラとの国境紛争で
 米ホワイトハウスは7日、南米のガイアナとベネズエラの国境紛争について、ガイアナの主権に対する米国の「揺るぎない支持」を改めて表明した。 写真はホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官。ワシントンで11月撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 7日 ロイター] - 米ホワイトハウスは7日、南米のガイアナとベネズエラの国境紛争について、ガイアナの主権に対する米国の「揺るぎない支持」を改めて表明した。
ガイアナとベネズエラは、石油資源が豊富なエセキボ地域の領有権を巡って長年対立。国際司法裁判所(ICJ)は現状変更につながる行為を控えるべきだと命じたが、ベネズエラで先週末に行われた国民投票では、ICJの管轄権を拒否し、同地域をベネズエラ領とすることが支持された。
ガイアナは国民投票の正当性に疑問を表明。軍を厳戒態勢に置いた上で、ベネズエラのマドゥロ大統領がICJの命令を無視していると批判した。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に「ガイアナの主権への揺るぎない支持を絶対に守る」と表明。両国の国境紛争の平和的な解決を支援する方針を示した。
米国務省は今週、両国の国境紛争を国民投票で解決することはできないとの見解を示していた。

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トムソン・ロイター

Kanishka Singh is a breaking news reporter for Reuters in Washington DC, who primarily covers US politics and national affairs in his current role. His past breaking news coverage has spanned across a range of topics like the Black Lives Matter movement; the US elections; the 2021 Capitol riots and their follow up probes; the Brexit deal; US-China trade tensions; the NATO withdrawal from Afghanistan; the COVID-19 pandemic; and a 2019 Supreme Court verdict on a religious dispute site in his native India.