セールスフォース、通期利益見通し引き上げ クラウド需要堅調
[29日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手のセールスフォース(CRM.N)は29日、通期利益見通しを引き上げた。第3・四半期決算も市場予想を上回った。クラウドおよびビジネス・ソフトウエア製品に対する強い需要が背景。
株価は引け後の時間外取引で7%上昇した。
第4・四半期の売上高・利益見通しも市場予想を上回り、インフレが鈍化する中、下期に技術支出が加速しているとの楽観的な見方が高まった。
通期の調整後1株利益見通しは8.18─8.19ドル。従来予想は8.04ドル─8.06ドルだった。売上高見通しは従来予想の下限を引き上げ、347億5000万─348億ドルとした。
第4・四半期の調整後1株利益見通しは2.25─2.26ドルで、市場予想の2.17ドルを上回った。
売上高見通しは91億8000万─92億3000万ドル。LSEGのデータによると、中間値は市場予想の92億1000万ドルを上回った。
第3・四半期の売上高は87億2000万ドルで、市場予想をわずかに上回った。調整後1株利益は2.11ドル。予想を5セント上回った。
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