米、中国との貿易協議に前向き　効果的な競争に重点＝ＵＳＴＲ代表

[ワシントン ２３日 ロイター] - 米通商代表部（ＵＳＴＲ）のタイ代表は２３日、中国との貿易協議に前向きな姿勢を示した。同時に、バイデン政権は米国の利益を守り、中国とより効果的に競争するための投資に重点を置くと述べた。

タイ代表は上院財政委員会で行った証言で、インフラ、半導体、クリーンエネルギー技術への投資を可能にする米国の法律により、米国は「強い立場」で競争できるようになると述べた。

その上で「トランプ前政権時代に締結された米中通商合意第１弾を含め、米国は中国との対話の扉を開けておかなければならない。同時に、中国の不公平な経済政策と（貿易）慣行の影響から米国の価値と経済利益を強力に守らなくてはならない」と語った。

何立峰副首相が率いる中国の新たな経済チームとの協議に関する具体的な計画は示さなかった。