ＭＬＢ＝球宴開催のドジャースタジアム、従業員がスト権行使に賛成

［ロサンゼルス　１２日　ロイター］ - 米大リーグ（ＭＬＢ）オールスター戦が今月開かれるドジャースタジアムの売店従業員が、契約を巡るストライキ権行使に圧倒的多数で賛成した。

オールスター戦は１週間後の１９日に開催される予定で、多数のファンが同球場で飲食することが予想される。

球場のフードサービスを手掛けるコンパス・グループとレビー・レストランの従業員１５００人以上の９９％が賛成票を投じ、労働組合幹部によると、いつストライキが始まってもおかしくない状況。従業員らは現在、新契約の交渉に臨んでいるという。

ドジャースタジアムのバーテンダー、ラウラ・オルティスさんは労組のリリースで「私が賛成票を投じたのは、生活費を稼ぐためにローズボウル（カリフォルニア州にあるスタジアム）で働かなければならないことがあるから。私はドジャースタジアムで働くのが大好きだし、会社がもっと良くなれると信じている」と述べた。

同労組は南カリフォルニアの主要なスタジアムで働くバーテンダー、接客係、料理人、皿洗いの従業員らでつくる。この件について、ドジャースはコメントしていないが、ＭＬＢ選手会は労働者を支援するとの声明を出した。