分譲3DKで600万円台 賃貸1LDK~3DKで3~5万円台
ちなみに真駒内団地は、分譲価格の相場は3DKで600万円台。賃貸用の空き物件はUR賃貸住宅などのサイトで紹介されており、それによると間取りは1LDK~3DKで家賃は3~5万円台。
実際に家族3人で住んでいる鈴木直美さん(仮名・32歳)は、「築年数は経っているけど、室内はリフォームされていますし、そこまで古さは感じません」と言います。
建物はUR都市機構が管理している
それに交通の便も良く、札幌中心部までは地下鉄で20分程度。しかも、始発駅なので朝のラッシュ時でも座って行くことができるそうです。
建物の半数はこのような団地風
「ただ、団地内にスーパーやコンビニはありますが、大きな商業施設はないですね。それでも買い物は車で行くことが多いため、特に不便は感じないです。あと、真駒内は札幌市街地では山側にあるけど、定山渓温泉には近いんです。ウチは夫婦揃って温泉好きなのでそこはいいかなと思っています」
50年前の札幌では珍しい12階建ての集合住宅も
マイホーム購入までの繋ぎとして考えているのか、意外と若い家族が多く住んでいる様子。築年数の割には建物もしっかりしており、室内もキレイで優良物件として地元でも人気があるようです。
公園の入口にも五輪マークが
長野五輪の選手村は、デザイナーズマンションだらけ?
元五輪選手村だけに規模はかなり大きい
そして、次に訪れたのが長野冬季五輪の選手村。長野市の中心部から南西に7キロほどの場所に位置し、かつて上杉謙信と武田信玄が幾度となく戦いを繰り広げた川中島の近くです。現在は「今井ニュータウン」という名前で、3000人近くが暮らす新興住宅地になっています。
今井駅前から見た今井ニュータウン
ニュータウンの入口にはJR今井駅があり、長野駅までは約10分。日中は1時間に2~3本ですが、朝7時台には6本運行(※21年9月現在)されており、通勤に車ではなく鉄道を利用する住民の方も多いとか。また、街の中心部に向かうバスもあり、交通の便もまずまずのようです。
長野五輪選手村の記念プレート
今井ニュータウンは、およそ半数が国や長野県、長野市で働く公務員用の官舎で、残りが市営住宅に分譲住宅、民間企業用の社員寮という構成。
ニュータウンのメインストリート
どの建物も白を基調としながらも外観が異なり、デザイナーズマンションを彷彿とさせるスタイリッシュさ。建物の感じといい、日本というよりもどこか北欧のような雰囲気を漂わせます。
築23年も経っているとは思えない