西原玲奈が好きだ

西原玲奈が好きだ

藤田菜七子の前にJRAでデビューした女性騎手といえば西原玲奈。
現在では調教助手となっている彼女の近況が平松さとしのコラムに載っていた。

藤田菜七子だけじゃない。JRAでデビューしたある女性ジョッキーの苦悩と現在

ババアになったなぁ今でも元気そうで何より。


少し前に書いた内容と被るが、西原というと障害参戦1戦目で落馬して大怪我という負の印象が強い。
そして、その怪我から復帰後は騎乗機会が急減し馬質も低下。
藤田伸二の本では、最後の数年は勝ち目のある馬に1度も乗れなかったと書いてある。。。

が、これはちょっとだけ違う。
たった1度、たった1度だけであるが、チャンスのある馬に乗っていた。

2008年9月28日・札幌12Rアカシヤ特別

ここで乗っていたのがメイショウカルド。
現級勝ちのある、所謂降級馬でここが休み明け3戦目。
前走は控えた結果大敗したものの、2番人気に推されていた馬だ。
この時8人気に落ちていたのは、前走内容以上に騎手が不安視されていたのだろう。
そして、結果はどうだったのか。
実際のレースを見て頂こう(1枠1番が西原騎乗のメイショウカルド)

西原玲奈の思い出

伸び上がる勢いでフライング気味の好スタート。
外から注文つけた馬に気合をつけて対抗、結果、馬に火が付いて抑えられず900通過53.5の暴走ペースで4角出口で沈没。
デビュー直後のアンちゃんがやらかすテンプレを全て消化。
これで西原は完全に見切られた。
このレースから翌年の11月まで、実に1年以上もJRAの騎乗から遠ざかる事になる。
そして、09年に2鞍、2010年に3鞍乗り引退。
このレースは西原の騎手人生にとどめを刺したレースとして、俺の単複勝負と共に今でも記憶に残っている。


現役時代は特に成績を残していないものの、良くも悪くも印象に残るレースを残した騎手というのは、何となく気になるものである。
調教助手・前原玲奈に幸あれ。