社会

2016.04.14

旧石器時代に描かれたものと推定される「ラスコー洞窟の壁画」が見られるようになった。16日から京畿道・光明で「ラスコー洞窟の壁画・光明洞窟展」が開催される

旧石器時代に描かれたものと推定される「ラスコー洞窟の壁画」が見られるようになった。16日から京畿道・光明で「ラスコー洞窟の壁画・光明洞窟展」が開催される



旧石器時代のクロマニョン人によって描かれたものと推定される洞窟壁画を韓国で観賞できるようになった。

今月16日から9月4日まで「ラスコー洞窟の壁画・光明洞窟展」が京畿道の光明洞窟テーマパークで行われる。

ラスコー洞窟はフランスの西南部ドルドーニュ地方にある旧石器時代後期の遺跡。起源前1万5千~1万4千年に人類が生活したと思われる洞窟には、壁面に牛・ノロジカ・猫などの野生動物と記号が描かれていた。

1940年に発見されたラスコー洞窟は、1948年に一般に公開された。しかし、大勢の観覧客による壁画毀損の恐れが高まり、結局1963年に洞窟は閉鎖された。1979年にユネスコの世界遺産に登録されたラスコー洞窟は、保護のため現在は公開しておらず、近くにそれを複製した洞窟を展示している。

この度の「光明洞窟展」ではラスコー洞窟壁画を実物大で複製した5点(横15m、縦5m)とともにラスコー洞窟の発見から閉鎖までの経緯、10分の1規模に縮小した洞窟の内部、先史時代の遺物などが展示される。

「ラスコー洞窟の壁画・光明洞窟展」は「韓・仏国交130周年」を記念するイベントの1つで、アジアで展示されるのは今回が初めて。

コリアネット チャン・ヨジョン記者
写真:光明洞窟
翻訳:イム・ユジン
icchang@korea.kr