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北朝鮮外務省当局者、米国の「人権声明」に「虚偽と捏造で塗り固めた詭弁」

登録:2019-05-13 05:52 修正:2019-05-13 07:15
米国務省、6日に声明を発表し  
「北朝鮮政権、数十年間住民の自由を侵害」
北朝鮮のチェ・ソンヒ外務次官(中央)が3月15日、平壌で記者会見を開いている//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮外務省の当局者が、最近米国務省が発表した「対北朝鮮人権声明」を「虚偽と捏造で塗り固めた詭弁」だと非難した。

 北朝鮮外務省の米国研究所政策研究室長は11日、北朝鮮官営の「朝鮮中央通信」のインタビューで、米国務省が6日に発表した声明について、「尊厳の高い我が共和国の栄光に泥を塗ろうとする不純な政治的目的によるもの」だと反発した。米国務省は第16回北朝鮮自由週間に際し、報道官名義の声明を発表して、「数十年間、北朝鮮住民たちは人権と基本的自由に対する激しい侵害を余儀なくされた」とし、「このような虐待について深刻に憂慮し、深く苦心している」と指摘した。

 この外務省当局者は「米国が真に朝米関係改善を望んでおらず、我が国の制度を転覆するための機会だけを狙っている」とし、今回の声明が「現米行政府の対朝鮮政策が、前政府の対朝鮮敵対視政策をそのまま踏襲していることを実証した」と指摘した。さらに、米国が「『最大の圧迫』と並行して「“人権”騒動で私たちを屈服させようとしている」が「むしろ米国が望まない方向に向かって我々を力強く押し出していることを知るべきだ」と付け加えた。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/893552.html韓国語原文入力:2019-05-12 15:36
訳H.J

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