伊敷聡子の四季折々日記

沖縄を拠点にしゃべる仕事をしている伊敷聡子です。仕事もプライベートも充実させたい、アラフォー主婦。四季を感じにくい沖縄でも(笑)、季節の移り変わりや行事が好きで、季節の話題を綴っています。が、子どもが生まれてすっかり日常記録に・・・(汗)。子どもとのお出かけや旅行が大好きです!また、切手を愛する郵便オタクでもあります♡
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沖縄のお中元

今日の沖縄は、旧盆の2日目、中日(ナカビ)でしたね。

今日は、お中元を持って、親戚の家をまわった・・・という方も多いと思います車


仏壇のある家では、いただいたお中元の品を、仏壇にお供えします。

沖縄のお中元





この、旧盆お中元を持って親戚まわりをする沖縄の風習、実は前々から少し疑問に思っていましたパンダはてな



私の夫は関東出身。

義父母からは、毎年7月上旬お中元が贈られてきます。




早いなぁ・・・と思いつつも、関東では、7月初旬~15日までお中元を贈ることが普通。
(ちなみに、関西では、8月15日過ぎまでに贈るそうです。)

7月15日を過ぎると、「お中元」ではなく、「暑中御見舞」立秋を過ぎると、「残暑御見舞」として贈るそうです。






ところが、沖縄では、旧暦の7月13日~15日の旧盆お中元を贈りますよね。

新暦だと、8月中旬以降・・・ということで、「お中元」としては、だいぶ遅い気がしていたのです。。。








そこで、今回、思い切ってのしを、「残暑御見舞」にしてみました(笑)

沖縄のお中元

毎年疑問に思っていたし、やっぱり今の時期に「お中元」って、遅いよ!!













ところが、お中元の本来の意味を調べて、愕然・・・がーん


中元とは、暦上の区切りだそうで、「上元」「中元」「下元」があるそう。

中元は、中国の旧暦で、7月15日のこと。

半年間無事に暮らせたことを祝い、祖先を供養するために仏前にお供えしたもの「お中元」だったそうです。





なので、日本でも、お中元は、祖先供養のためにお盆の時期に贈るのが正しい風習・・・だったそうです。



お盆に、お中元を仏壇にお供えする沖縄の風習は、昔から行われていた本来の風習だったのですね。


このような意味や由来からすると、今日、私が仏壇にお供えした「残暑御見舞」は、間違いでしたね・・・パンダタラ~








今では、”お世話になった人に贈る贈り物”という風習に変わってきているお中元

沖縄では、ずっと今の風習を続けて、本来の意味を残せたら良いな、と思いましたパンダ








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Posted by 伊敷聡子 at 2013年08月20日   23:30
Comments( 0 ) 沖縄の文化・行事
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