2024年2月22日、日経平均株価の終値が1989年12月の終値である3万8915円87銭を超えて史上最高値を更新しました。今後マーケットはどこまで上昇するのか?具体的に何に投資をすればいいのか?など、気になる疑問について解説します。
日経平均株価史上最高値へ
出所:QUICKのデータを元にマネックス証券作成
日経平均株価がこれまでの最高値である3万8915円87銭を記録したのがバブル期の1989年12月29日。およそ35年ぶりの高値更新となります。
円安により輸出関連企業の業績が押し上げられるとの期待や、2024年から拡充された新NISAで「貯蓄から投資へ」の流れが加速し株を買う動きが高まったことも要因とされています。また、株価を大きく動かす要因となる外国人投資家の存在も大きく、円安の状態が外国人投資家から見て日本株がお得に思わせることも外国人買いに繋がっているようです。
4万円はすぐそこ!?次なるマーケットのステージは
史上最高値を更新し、未知のステージとなった日経平均株価。
今後のマーケットの動向をマネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆に聞きました。
日経平均史上最高値更新に寄せて
日経平均株価が、1989年12月末につけた3万8915円を上回り、史上最高値を更新した。
メディアもこぞって大きく報じたニュースであるが、一方で「たいして騒ぎ立てるほどのことでもない」とする冷めた見方もある。周知の通り、日経平均という株価指数の算出方法の特殊性から日本株全体の動きを反映していないという指摘がされる。また、過去繰り返されてきた銘柄入れ替えによって指数の連続性が途絶えてしまっている点を挙げる声もある。しかし、それらの批判は些末なことである。
サッカーの日本代表は、いまやワールドカップの本大会に出場することが当たり前になっている。Wカップの大舞台でドイツやスペインらの強豪を破るまでにもなった。今から31年前の1993年、いわゆる「ドーハの悲劇」でWカップ初出場を逃した当時には想像もできなかった変貌ぶりである。もちろん、この間、日本代表のメンバーは入れ替わり続けている。だが、「日本のサッカーは強くなった」と言ってどこからも反論は出ない。日本を代表するトップ選手で構成される日本代表チームがこの30数年で世界と伍して戦える水準にまでレベルアップしたのは揺るがぬ事実だからである。
日経平均も同じことではないか。日本を代表するトップ企業の集合体である平均株価が史上最高値を更新した。素直に日本のトップ企業の評価が過去最高水準に高まったということである。
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日経平均株価を対象とした投資商品
日経平均株価は日本を代表する225銘柄の株価の平均を表す株価指数のため、指数そのものを売買することはできません。しかし、投資信託やETFなどで、日経平均株価に連動した投資成果を目指す商品に投資することは可能です。
投資信託
日経225ノーロードオープン
- 日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指して運用。
- 原則として日経225採用銘柄の中から200銘柄以上※に同指数における個別銘柄の比率と同程度となるように投資を行います。※一部信用リスクが高いと思われる銘柄等は投資対象から除外する場合があります。
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日経平均高配当利回り株ファンド
- 主にわが国の株式に投資します。
- 日経平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの上位30銘柄に投資を行います。
- 原則として6・12月にリバランス(組入銘柄の入替えと組入比率の調整)を行います。
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