日本トーカンパッケージ株式会社様全15工場の設備データ・故障情報・予備品などを一元管理により見える化

導入のきっかけ・・・
設備保全管理基準の全社統一と
データ化による情報共有

導入のきっかけは何ですか？

設備保全管理は、安定生産を行うための大切な業務です。当社は全15工場がありますが、以前は各工場ごとで設備保全管理が行われており、管理方法・レベルが統一されていませんでした。そのため、全社の設備保全情報把握に多大な時間がかかり、過去の故障・整備トラブル事例が生かされていない、予備品の在庫状況が把握できないなどの課題がありました。
全社統一したデジタルの設備保全管理帳票を活用すれば、帳票統一の際に管理基準の統一が図れ、情報収集と共有が可能で、保全管理業務の改善につなげられると考えたのが導入のきっかけです。

導入後の評判とご感想

導入後の評判と感想を教えてください。

初期導入は茨城工場のみのスモールスタートとし、現在は全15工場に導入し、本社でも保全管理データを把握できるようになりました。もちろん全工場での情報共有が可能です。
課題であった全社帳票の統一、デジタル化によるデータ共有、報告書作成作業の軽減を実現することができました。スモールスタートとしたことで、現場ノウハウ、担当意見の吸い上げを行うことができた点がよかったと思います。
　全てが当社の希望通りというわけではありませんが、まずは、データを残すといった初期段階の一番重要な作業を各工場で運用できるよう始めており、徐々にデータを蓄積していくことで、日々価値が高まるものと思ってます。

今後の展開

今後の展開としてどのようなことを考えていますか？

現在、設備・資産管理システム「SmartFAM」に蓄積した設備の保全データと稼働データなどを解析し、設備予兆診断を行うことを検討し、実現に向けて取り組んでいます。
実現できれば、当社が挑戦し続けている「経済性から環境保全までを考慮した最適包装」がまた一歩前進するものと思っています。

株式会社日立産業制御ソリューションズ（左）　
田村（左）
日本トーカンパッケージ株式会社様（右）　
菅原様（中央）・佐藤様（右）

取材にご協力いただき、ありがとうございました。