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【最新】縦型動画広告とは?特徴やメリットなど解説

更新日:2023年10月06日

【最新】縦型動画広告とは?特徴やメリットなど解説

縦型動画広告は、近年注目を集めている手法の1つです。

利用を検討している方も多いですが「どのようなメリットや媒体があるの?」と疑問を抱いている方もなかにはいるでしょう。

この記事では、縦型動画広告のメリットやおすすめ媒体、運用ポイントなどを解説していきます。

最後まで読むことで縦型動画広告について理解が深まるので、利用を検討している方や関心を抱いている方はぜひ参考にしてみてください。

1.縦型動画広告とは

まず、縦型動画広告の概要や注目されている理由について解説していきます。

実際どのようなものなのか気になっている方は、基本的な内容について押さえていきましょう。

1−1.縦型動画広告の概要

縦型動画広告は、YouTubeショートやInstagramのストーリー、TikTokなどで配信できる広告です。

従来の横型広告は16:9であったため、向きを変更しないとフルスクリーンでの表示ができませんでした。

縦型動画広告は9:16の形式で配信されるため、そのままスマートフォン全体に表示される点が大きな特徴です。

1−2.縦型動画広告が注目されている理由

縦型動画広告が注目されているのは、スマートフォンや5Gの普及が大きな要因です。

横型の動画広告はPCでの視聴を主として制作されていましたが、現在はスマートフォンを用いて動画を閲覧する人が増えています。

また、コンテンツの再生時間によっては、縦のまま視聴を続ける人も多いです。

モバーシャル株式会社によって2018年に発表されたデータでは、1分以内の動画では縦向きのまま閲覧する人が60%でした。

こういった背景があることから、縦のまま訴求ができる動画広告の需要が高まっています。

参考:【第 5 回スマートフォンの動画視聴実態調査】|モバーシャル株式会社

2.縦型動画広告のメリット

縦型動画広告には以下のようなメリットがあります。

・スマートフォンにフルスクリーンで表示できる
・ユーザーに見てもらいやすい
・SNS媒体で活用しやすい

それぞれ解説していきます。

2−1.スマートフォンにフルスクリーンで表示できる

従来の横型広告の場合、スマートフォンでフルスクリーン視聴するには、画面の向きを変更する必要がありました。

また、YouTubeアプリなどでは動画コンテンツのサイズに合わせて広告が表示されるため、想定よりも小さく掲載されてしまうケースもあります。

縦型動画広告は、スマートフォンを使っているユーザーであればフルスクリーンで効果的な訴求が可能です。

2−2.ユーザーに見てもらいやすい

フルスクリーン表示ができる縦型動画広告は、視認性が高いためユーザーに見てもらいやすいメリットがあります。

表示されているサイズが小さいと広告内容が頭に入りづらいので、すぐに離脱につながることも少なくありません。

良質な動画広告を制作しても視聴を続けてもらわないと意味がなくなってしまうため、スマートフォンユーザーを対象にする場合は縦型の広告を検討しましょう。

2−3.SNS媒体で活用しやすい

各SNS媒体で利用しやすい点も縦型動画広告のメリットです。

TwitterやInstagramなどの媒体を日常的に利用しているユーザーは、スマートフォンを活用していることが多いです。

向きを変えずにSNSを利用し続けられるため、縦型動画広告はユーザーにとっても利便性が高いといえます。

3.縦型動画広告を配信できるおすすめ媒体

縦型動画広告を利用できるおすすめ媒体としては、以下4つが挙げられます。

・Instagram
・Twitter
・YouTube
・TikTok

上記の媒体についても内容を確認しておきましょう。

3−1.Instagram

Instagramは、縦型の動画広告を配信できる媒体として代表的なサービスの1つです。

特に、ユーザーの過半数以上が利用している「ストーリーズ」は、掲載面として有用です。

また、Instagramでは、ストーリーズと同じように縦型のフルスクリーン動画を配信できる「リールズ」という機能も存在します。

各サービスを利用している最中に広告が表示されるため、違和感のない訴求が可能です。

3−2.Twitter

Twitterでは、コンテンツの間に縦型動画広告を配信できます。

タイムラインを閲覧しているユーザーは気になるコンテンツを求めて流し見していることが多いです。

動画広告で注意を引くことができれば、高い視聴完了率を期待できます。

3−3.YouTube

全世界で活用されている動画プラットフォームであるYouTubeでも縦型の広告を掲載可能です。

コンテンツのサイズに合わせて表示が最適化されるため、運用しやすいメリットがあります。

また、YouTubeショートの登場により、縦型動画広告の幅が広がっています。

3−4.TikTok

TikTokはショート動画をメインにした配信サービスです。

スマートフォンユーザーに向けたSNSであり、縦型動画のコンテンツがほとんどであるため、広告が受け入れられやすいでしょう。

公式サイトではこれまでの知見をまとめた広告の活用方法もまとめられているため、初めての方でも運用がしやすいです。

参考:「TikTok広告クリエイティブTips」公開 〜横型動画を縦型に編集することで、効果を最大化〜|TikTok for Business

4.縦型動画広告を運用するうえでのポイント

縦型動画広告を運用する際は、以下のポイントに注意することがおすすめです。

・冒頭で興味を惹く内容にする
・動画内にテキストを挿入する
・重要な要素は隠れないように作成する
・ランディングページはスマートフォンに最適化する
・音源を入れる

順番に解説していきます。

4−1.冒頭で興味を惹く内容にする

動画広告がスキップされないように、冒頭の3〜6秒程度でユーザーの興味を惹くことが大切です。

TikTokの公式サイトでは、EC業界の広告で6秒間の間に商品のメリットを訴求した場合、CTRが110.8%に伸びたケースも記載されています。

参考:TikTok運⽤型広告クリエイティブTips〜EC業界〜|TikTok for business

4−2.動画内にテキストを挿入する

縦型動画広告を配信する際、テキストを設定するとコンテンツの下部に表示されます。

文章で訴求できる点はメリットですが、小さく表示されて気づかれないこともあるので注意しましょう。

確実にテキストでインパクトを与えたい場合は、クリエイティブ内に文章を入れることがおすすめです。

4−3.重要な要素は隠れないように作成する

動画の内容やテキストが隠れないようにレイアウトを作成することが大切です。

媒体ごとにセーフティーゾーンが異なるので、事前に調査しておきましょう。

広告の内容が良くても、ロゴやタイトルなどで隠れてしまうと配信の効果が半減するので注意してください。

4−4.ランディングページはスマートフォンに最適化する

縦型動画広告をクリックするユーザーは、スマートフォンでランディングページに遷移します。

したがって、ランディングページの内容はスマートフォンに最適化しておきましょう。

テキストの大きさやボタンの視認性など細かくチェックしておくことが大切です。

4−5.音源を入れる

動画広告は、映像やテキストだけでなく音声でも情報を伝えられる点が大きなメリットです。

なかには移動中に無音で動画を再生する人もいますが、基本的に音源は入れておきましょう。

BGMを導入する場合は、広告の内容を阻害しない程度に調整してください。

5.縦型動画広告の事例

縦型動画広告の事例として、以下3つを紹介していきます。

・H&M
・映画「キング・オブ・エジプト」
・日産自動車

どのような広告が実際に利用されているのか参考にしていきましょう。

5−1.H&M

スウェーデンで誕生し、世界中に店舗を構えているH&Mは、世界観を表現したグランピング施設とSNSをマッチさせて縦型動画広告を配信しました。

合わせてキャンペーンを実施して、当選者に向けたグランピングの体験や商品のプレゼントを行っています。

良質な広告だけでなく体験も提供することでユーザーから関心を集めた事例です。

5−2.映画「キング・オブ・エジプト」

映画「キング・オブ・エジプト」の宣伝では、縦型動画広告が利用されています。

広告内では、映画の登場人物から着信がかかってきたり、実際にユーザーが検索したりするような疑似体験を味わえます。

映画の内容と同様に臨場感が溢れる広告であるため、SNSでもシェアされやすいことが特徴です。

5−3.日産自動車

日産自動車は、技術紹介の動画内で縦型のコンテンツを提供しています。

フルスクリーンを活用して本人が体験しているかのような臨場感を演出しており、手を叩くと元の位置に収納される椅子など、高い技術力をうまく表現しています。

6.まとめ

いかがでしたか?

縦型動画広告は、スマートフォンを活用しているユーザーに向けて、フルスクリーンによる訴求ができる広告です。

臨場感を与えながら、商品についての情報を余すことなく伝えられるメリットがあります。

InstagramやTwitterなど、媒体ごとに活用できる広告の詳細が異なるので、今後導入する際は内容を確認しておきましょう

クリエイティブの制作方法など、運用する際のポイントについても事前にチェックしておくことがおすすめです。

この記事を書いた人

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