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【吉岡里帆】共通言語を持つ同世代の人たちと何か生み出せたら最高!

更新日:2023.01.23

【吉岡里帆】共通言語を持つ同世代の人たちと何か生み出せたら最高!

30歳となった、吉岡里帆さん。ガムシャラだったと自身を振り返る20代を経て、どんな大人になっていくのか。彼女の“好きなこと”を通して探っていく。

【talk about : WORK】30歳でしたいこと

自ら加圧するように過ごした20代で鍛えたものを武器に、共通言語を持つ同世代の人たちと何かを生み出せたら最高!

20代前半のころ、お仕事をご一緒させていただいた方が「芸能界で生きていくなら、死に物狂いで頑張らなきゃいけないときがある。どんなに忙しくて辛くとも、その経験は後で必ずプラスになるよ」とお話してくださったんです。

それがすごく印象的で、今は頑張るときなのだと覚悟することができました。それ以降はとことんガムシャラでした。この先の人生を見据えて、難しいことにこそ積極的に挑戦してきました。大変ではあったけど、積み重ねることでできることが増えたのは大きな収穫。夢中で走っている最中には気づかなかったけど、昔は持てなかった自信もいつのまにか持てるようになりました。

吉岡里帆さん

30代の入り口に立った今、20代とは違うスタンスで仕事と対峙したいと考えるようになりました。自らを加圧するかのように夢中で過ごした20代。そこで鍛えた筋肉をバネに、好きな世界観とか、届けたいテーマとか、少しだけ的を絞って作品への関わり方を濃密にしていきたい。

最近同世代で同性の監督さん、プロデューサーさんとお仕事する機会が増えて、それが楽しくてたまりません。彼女たちも20代をガムシャラに駆け抜けているからか、共通言語がたくさん。会ったばかりでも自然と気持ちが繋がれて心地いいんです。同じ価値観を持つ人たちと映画やドラマ、舞台をつくれたら……。想像しただけでワクワクしますね。

周りの方々からは真面目な性格だねってよく言われます。「もっと楽しめばいいのに」と言われることもあるけど何事も真面目に、真摯に向き合うのが私の性分。これは変えられないし、そもそも無理に変わらなくてもいいのかなと思っています。ないものねだりをするのではなく、自分の持っているものを磨いていきたいなと。もちろん常にストイックというわけではないです。オフはもちろんうれしいし、楽しい。“休み最高〜”っていつも思いますし(笑)。

吉岡里帆さん

吉岡里帆/Riho Yoshioka
1993年1月15日生まれ、京都府出身。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で注目を集め、TBSのドラマ「カルテット」や映画「見えない目撃者」など話題作に多数出演。Disney +で配信中のドラマ「ガンニバル」に出演中。吉岡里帆Wアニバーサリー写真集「日日」が発売中。実は大の美容好き。最近はヘッドスパにハマっており「顔が上がるだけでなく爆睡できるのがうれしい!」と語っている。

撮影/菊地泰久 ヘアメイク/吉崎沙世子 スタイリング/黒崎彩 取材・文/中川知春

Edited by 新井 美穂子

公開日:2023.01.20

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