ナスカの地上絵に新作登場!? 世界の七不思議をこの目で見てみたい

ナスカの地上絵に新作登場!? 世界の七不思議をこの目で見てみたい

ナスカの地上絵、玄関口はどこ?

ナスカの地上絵を見に行く際、まず起点となるのはペルーの首都リマ。
しかし、南米へは直行便が飛んでいないので、アメリカで乗り継ぐ場合がほとんどです。
日本国内の出発地によっては、片道だけで乗り継ぎが1〜3回必要となり、所要時間も20〜30時間ほどかかる場合があります。

アメリカの入国審査は混み合うことが多いので、乗り継ぎ時間は長めに設けておいた方が安心です。
また日本人旅行者は渡米する際にESTA(電子渡航認証システム)を申請する必要があります。
これはアメリカには入国せず、乗り継ぎだけの場合にも必要なので忘れずに。
ご自身でオンライン申請もしくは旅行会社による代理申請も選べますが、出発の1ヶ月~1週間前までに行っておきましょう。

ナスカの地上絵を見る前に決めておきたいこと

最短でも片道20時間以上かかる南米への道のりは、決して近くありません。
だからこそ、格別の「旅に出ているぞ!感」を味わうことができるでしょう。

ナスカの地上絵のみを弾丸で見に行くなら3泊6日間で可能ですが、せっかく訪れるならナスカの地上絵だけでなくマチュピチュも見たいところです。
その場合、同じペルー国内でも飛行機で移動になり、4泊7日間もしくは5泊8日間で巡ることになります。

世界中から観光客が訪れる、ペルーの世界遺産マチュピチュ
世界中から観光客が訪れる、ペルーの世界遺産マチュピチュ


さらに、もう少し滞在日数を伸ばせるなら、ボリビアのウユニ塩湖は時間をかけてでも訪れたい場所。
鏡張りのような湖に空が映し出された世界は幻想的で、まるで別世界にいるよう。
8泊11日間だとナスカの地上絵、マチュピチュ、ウユニ塩湖を訪れることができます。

12~4月の雨季にウユニ湖を訪れると、鏡張りの世界が待っている(写真提供:浅井みらのさん)
12~4月の雨季にウユニ湖を訪れると、鏡張りの世界が待っている(写真提供:浅井みらのさん)

意外と時間がかかるナスカの地上絵への道のり

ナスカの地上絵を見る際は、リマ発の観光ツアーに参加するのが便利です。
ナスカの地上絵で有名なナスカの町まではリマからは車で6時間以上かかり、その手前の町イカなら車で4時間ほど。
時間に余裕のない観光客は、イカ空港から小型飛行機に乗り、ナスカの地上絵を目指すケースが多いようです。

途中、飛行機の窓に映る乾燥地帯の景色は、文明とは無縁な世界観。
思わず飲みこまれそうになりますが、高度を上げると見えてくるナスカの地上絵は、紀元前からすでに芽吹いていた人類の営みを思わせてくれます。

ナスカの地上絵を取り囲む地形は緩斜であるため、絵を描こうにも全体像が見えなければ作成途中の様子も分からなかったはず……。ナスカの地上絵の詳細については、いまだに解明されていません。
今も謎に満ちているからこそ、多くの人の心を惹きつけ、世界中から長い時間をかけてでも自分の目で確かめに訪れるのでしょう。

地上絵はナスカの「砂絵」だった

複数の地点で発見されているハチドリの絵
複数の地点で発見されているハチドリの絵

茶色の大地に白い線が浮かび上がっているように見えるナスカの地上絵。
まるでペンキで引いたように見えますが、実は白い砂を使った砂絵です。
ナスカの大地は、表面は濃い土に覆われていますが、20cmほど彫ると白い砂が出てきます。
つまりナスカの地上絵は線にあたる部分が溝になっていて、その色の濃淡のおかげで空中からだとはっきりと見えるのです。
この砂絵はナスカの土地だからこそ実現できたものといってもいいでしょう。

年々溝が埋まり、地上絵の色も薄くなっている(写真提供:浅井みらのさん)
年々溝が埋まり、地上絵の色も薄くなっている(写真提供:浅井みらのさん)

砂絵によるナスカの地上絵は脆く、実は近年になって損傷が危ぶまれています。
溝の深さは意外に浅く10~20cm。
この溝は、雨が降らないナスカの気候だからこそ長期間消えずに残っていましたが、近年は川の氾濫や土地開発によって溝が消される事態が出てきたのです。

もしかしたら数十年後には見られなくなる可能性がある繊細な砂絵。
ナスカの地上絵は世界遺産に登録されており、今後の保存方法にも注目が集まっています。

2018年、ナスカの地上絵に新作が発見される

1,000点以上の模様やイラストが残されているナスカの地上絵ですが、2018年にナスカ周辺で新たに50点以上の地上絵がドローンの調査で発見されました。
地上絵によっては、今までに見つかった地上絵よりも古く、私たちにも分かる戦士像などの絵柄も描かれているようです。
今後もまた新たな地上絵が発見されて、長年の謎が解明できる日も近いのかもしれません。

ナスカの地上絵と一緒に訪れたいオアシス

湖畔にはレストランがあり、絶好の休憩場所
湖畔にはレストランがあり、絶好の休憩場所

ナスカの地上絵含め乾燥地帯が続くペルー内陸部では、砂漠に囲まれた土地も数多く存在します。
ワカチナ湖も周辺は砂漠に囲まれています。
湖周辺にはヤシの木が生え、穏やかな水面が映る湖には癒やしの場所として多くの人たちが訪れます。
ナスカの地上絵を見る際に立ち寄りやすいのも嬉しいポイント。
これぞオアシス!砂漠の中の楽園といってもよいでしょう。

ナスカの地上絵だけじゃない!リマにも見どころはたくさん

度重なる地震の被害に遭いながらも健在し続ける大聖堂(写真提供:浅井みらのさん)
度重なる地震の被害に遭いながらも健在し続ける大聖堂(写真提供:浅井みらのさん)

ナスカの地上絵を訪れる際に滞在するペルーのリマは、アンデス山脈と太平洋に挟まれた海辺の街。
植民地時代の面影が残る旧市街は世界遺産に登録され、風情ある街並みになっています。

「趣のある旧市街」と「エネルギッシュな新市街」はそれぞれ異なる雰囲気が感じられます。
両エリアはお互い離れた場所に位置しているので、リマ市内の観光スポットを半日で巡るツアーを利用したほうが労力も最大限に抑えられ、スムーズな旅が楽しめます。

旧市街にあるアルマス広場は四方を歴史的建造物に囲まれ、まるで時が止まったかのような光景。
広場にはヤシの木や芝生などが茂り、今も変わらず旧市街の中心地として現地の人々も訪れる憩いの場です。
特にアルマス広場正面に建つ大聖堂・カテドラルはペルーで最古の歴史を誇り、威風堂々としたたたずまいが印象的です。

海岸沿いにそそり立つ新市街

植民地時代の雰囲気が漂う旧市街に対して、新市街のあるミラーフローレス地区は華やか。
断崖絶壁の上にある新市街からは水平線が一望でき、開放感抜群な景観を楽しめます。
崖に埋まるように建てられたラルコマルは、オシャレなショップやオープンテラスのレストランが集うショッピングモールとして、多くの観光客を集めています。

ショッピングや優雅なダイニングを楽しめるだけでなく、周辺にはスペイン・バルセロナのグエル公園のようなカラフルな公園や、海岸線を眺められる散歩道があり、のんびりとした時間が過ごせるようになっています。

切り取ったかのようにバッサリと削られた地形のリマの海岸線
切り取ったかのようにバッサリと削られた地形のリマの海岸線

リマで食べたい!本場ペルー料理

日本人にはあまりなじみがない南米料理。
太平洋に面したペルーは魚介類が豊富で、味付けもシンプルなので意外にも日本人の口に合うと言われています。
特に新鮮な魚介類にレモン汁をかけたマリネ料理「セビーチェ」はペルーを代表する一品。
さっぱりとしたクセのない味は、時差などで食欲がない時もするりと食べられます。

素材本来の味を生かしたペルー料理、セビーチェ。白ワインともよく合う(写真提供:浅井みらのさん)
素材本来の味を生かしたペルー料理、セビーチェ。白ワインともよく合う(写真提供:浅井みらのさん)

リマの街中で多く目にする黄金色のジュース。
こちらはインカ・コーラと呼ばれ、リマの歴史が400年を迎えたことを記念に作られました。
通常のコーラのように甘く、炭酸は少し弱め。
ペルーを代表する飲料なので、訪れた際はぜひ試してみましょう。

ペルーではコカ・コーラより人気だとか!?(写真提供:浅井みらのさん)
ペルーではコカ・コーラより人気だとか!?(写真提供:浅井みらのさん)

どこか懐かしい?フォルクローレを鑑賞

カラフルな可愛らしい色合いの伝統衣装
カラフルな可愛らしい色合いの伝統衣装

伸びやかな音の響きに情緒が滲み出るアンデス民族の伝統音楽、フォルクローレ
日本でも親しまれている“コンドルは飛んでいく“などもフォルクローレの名曲です。
ペルーにある「ラ・ダマ・フアナ(LA DAMA JUANA)」は、3,000以上の伝統的なダンスと音楽のショーが開催されるレストラン。
ペルーの郷土料理が並ぶ食事はビュフェ形式なので、いろんな料理を楽しんでみましょう。

気を付けて!貴重品と夜間のお出かけ

カラフルな色合いの建物に陽気な雰囲気が感じられるリマですが、街を歩く際は貴重品の管理にご注意を。
暗くなったら人通りが少ないエリアは避けたり、1人で出歩いたりしないことがトラブルを未然に防ぐ最善策です。

一生に一度は行ってみたい!ナスカの地上絵

テレビの世界ではお馴染みのナスカの地上絵。
繊細に描かれた砂絵はナスカの地上絵として形を変えずに数百年もの時を超え、やっと20世紀に発見されました。
そして、2018年になっても新たな絵が発見されたことで、ナスカの地上絵は私たちを魅了し続けています。
ナスカの地上絵は人類が築き上げてきた文明の神秘に触れられる貴重な場所です。
日本から見ると地球の反対側にあたる南米で、日常とは違った風景や空気を感じてみませんか?
自分の感覚を一旦リセットすることができるかもしれません。

 

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投稿日:2019.09.06

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