21年王者の松山英樹は74で通算7オーバーの暫定39位でホールアウト マスターズ最終日

スポーツ報知
松山英樹(AP)

◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 最終日(14日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7555ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)14日】最終ラウンド(R)が行われ、2021年大会王者の松山英樹(LEXUS)は12打差28位でスタート。ショットが乱れて1バーディー、3ボギーの74と伸ばせず、通算7オーバーの暫定39位で終えた。

 穏やかな快晴の下、通算2勝のルーク・リスト(米国)とティーオフした。優勝した21年大会最終日と同じ上は勝負カラーの黄色のシャツ、下は紺色のパンツに身を包んだ。1番はドライバーで左ラフへ。アイアンでの第2打はフックをかけて傾斜を使ってピン右3・3Mへ。バーディーパットは50センチショートしてパーで発進した。

 2番パー5はドライバーで左林へ。ベアグラウンドからつま先下がりのライからアイアンでの第2打は、パトロン(観客)の居る右のラフへ。ウェッジでの3打目をピン左下6Mへ。バーディーパットは惜しくも50センチショートしてパー。

 3番パー4は、ドライバーで316ヤードのビッグドライブ。残り31ヤードからウェッジでの第2打は、グリーン奥のエッジへ。パターで50センチショートしてパー。

 4番パー3はアイアンで左カラーへ。パターでピン左50センチへ寄せ、お先のパーとした。

 5番パー4はドライバーで左ラフに。2打目はアイアンでフックを掛けて、ピン手前27Mへ乗せて喝采を浴びる。大きなうね越えのため、グリーン上でウェッジを使って、ふわりと浮かせてピン右上2Mへ寄せる妙技を披露。ナイスパーで拍手を浴びた。

 打ち下ろしの6番パー3は、アイアンでの第1打をグリーン右手前15ヤードに外す。アプローチは1・8Mショート。パーパットはカップ右を抜けてボギーが先行した。

 7番パー4はドライバーで右に曲げる。2打目はアイアンでグリーン右奥エッジへ。パターでの3打目は2Mオーバー。パーパットをねじ込む。

 8番パー5は、ドライバーで319ヤード先の右のラフへ。残り250ヤードからウッドでグリーン左40ヤードへ運ぶ。ウェッジでの3打目は高く上げてピン下1・5Mへ。フックラインのバーディーパットをカップ左へ外し、パーとなった。

 9番パー4はドライバーショットの途中で手を離すも、346ヤードのビッグドライブでフェアウェーへ。アイアンでの第2打はピン右6Mへ。冷静にねじ込んで初バーディーを奪って前半を良い形で折り返した。

 10番パー4はドライバーでのティーショットでクラブから手を離し、左林へ。第2打はフェアウェーに出すだけとなり、4オン1パットのボギーを喫した。

 14番パー4はドライバーを振りちぎり、329ヤード先のフェアウェー中央へ運んで喝采を浴びた。アイアンでの第2打は、追い風に乗ってグリーン奥へこぼれた。アプローチを1・8Mに寄せるも、続くパーパットはカップにけられてボギーとなった。

 2022年大会覇者で世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が、通算7アンダーの暫定首位に立っている。メジャー3勝のコリン・モリカワ(米国)、4大メジャー初出場のルドビク・オーベリ(スウェーデン)が1打差の同2位で追いかけている。大会5勝のタイガー・ウッズ(米国)は最終日の代名詞赤シャツに黒いパンツ姿で大会通算100R目の節目で大喝采を浴びたが、77と崩れて16オーバーの60位へと後退している。

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