昨季DeNAのバウアーが性的暴行疑惑を赤裸々告白「性的暴行をしたことはない」 今季はMLB入り熱望

スポーツ報知
トレバー・バウアー

 昨季DeNAでプレーしたトレバー・バウアー投手(32)が4日(日本時間5日)、米テレビ局「FOX」のニュース番組「America’s Newsroom」に出演し、かつての性的暴行疑惑などを赤裸々に語った。

 髪を短く切りそろえ、スーツにネクタイを締めて番組に出演したバウアー。番組内ではかつて持ち上がった性的暴行疑惑で女性側が提示した動画、顔に傷がついた写真なども確認しながらバウアーは引き締まった表情で、「やってはいけないことをしてしまった。多くの人を傷つけて、ドジャースのチームメート、友達、家族らに迷惑をかけた。私は未熟だった」などと一連の騒動を謝罪し、動画と写真の女性と合意の上で行為に及んだことを強調しながら「私は誰にも性的暴行をしたことはない。私はそういう人間ではない」と主張した。

 レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞に輝いたバウアーは、21年に3年総額1億200万ドル(約107億円=当時のレート)の契約でドジャースに移籍。だが、性的暴行疑惑が持ち上がり21年7月に米大リーグ機構が制限リスト入りを発表し、プレーできなくなった。22年2月に不起訴処分となったが球団から戦力外となり、23年3月にDeNA入りした。23年に入ってから性的暴行疑惑も和解が成立。DeNAでは年俸総額300万ドル(約4億円)の単年契約で入団し、10勝4敗、防御率2・76の成績を残した。

 バウアーはDeNAから自由契約になっており、メジャー復帰、DeNA残留を含めて日本国内外で今季のプレーの場を探している。ただ、最優先にしているのはメジャー復帰。バウアーは「アメリカで野球をしたい。世界最高峰の舞台でプレーをしたい。もう一度やり直したい」と思いを口にした。代理人には数球団から接触があることも明かしていた。

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