伊藤瞳アナ 初の講師体験…普段の生放送以上に緊張したかもしれません…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知
仙台市内の小学校で講師を務めた伊藤アナ

 先日、仙台市内の小学校で講師を務めました。仙台市教育委員会が継続的に開催している授業で、仙台で働く大人が、仕事との出会いや、夢や目標を実現することについて話し、子どもたちに、将来の夢について考えてもらおうというものです。

 私が講師を務めるのは、今回が初めてでした。小学5・6年生200人以上を目の前にしてお話しするのは、テレビカメラの前とはまた別の緊張感がありました。普段の生放送以上に緊張したかもしれません(笑い)。

 講演では、アナウンサーの仕事内容やそのやりがいを話したり、原稿読み体験を行ったりしました。小学生の反応は、想像していた以上に大きなものでした。話をうんうんと大きな相づちを打ちながら聞いてくれて、原稿読み体験には、たくさんの子供たちが積極的に手を挙げて挑戦してくれました。私は、小学生の頃は、手を挙げるのもためらうほど、引っ込み思案だったので、子供たちの学ぼうとする姿勢に感激しました。

 この講演を通して、私が特に子供たちに伝えたかったのは、今興味があることを追求し、挑戦する大切さです。私自身は、子供の頃からずっとアナウンサーだけを目指していたわけではありません。アイドルや幼稚園の先生、翻訳家や声優などアナウンサー以外にも様々な職業に憧れを抱きました。翻訳家にひかれたときは、率先して洋楽を聞くようにして、それをノートに翻訳するようにしたり、声優になりたかったときは、声まね研究をして声優能力検定を受けてみたり。自分の興味に応じて、挑戦を続けました。最終的にはアナウンサーになりましたが、自分が励んできたことは今の自分の個性となり、自信につながっています。今回の講演が、少しでも子供たちの挑戦を後押しするきっかけになったらうれしいです。

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