黒柳徹子、紅白出演 90歳でも芸能界の第一線で活躍、芸能史の企画コーナーで白羽の矢

スポーツ報知
黒柳徹子

 女優の黒柳徹子(90)が、大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」(後7時20分)に出演することが10日、分かった。企画のコーナーで登場する。

 同局関係者によると、テレビ放送開始70年の節目となる今回は、昭和から令和へかけての芸能史を取り上げる企画が進行中。さらに現在は、昭和のスター笠置シヅ子をモデルにした花田鈴子(趣里)がヒロインの連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜・前8時)が高い人気と視聴率を獲得している。黒柳はテレビ放送が始まった1953年から出演を続け、芸能界の第一線で活躍し続けることから、白羽の矢が立った格好だ。

 黒柳と紅白の縁は深い。NHK専属女優として芸能界入りし、58年には25歳で当時最年少の司会としてステージに立った。80~83年には4年連続で司会に。2015年には82歳で総合司会を務めた。司会の通算6回は、NHKアナウンサー以外では女性の最多記録(女性最多は有働由美子アナの7回、男性最多は宮田輝アナの15回)。17年にはゲストとして、20、22年には審査員として出演している。

 黒柳は76年から放送されているテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・後1時)の他に、10月に国民的ベストセラーの続編となる「続 窓ぎわのトットちゃん」(講談社)を出版。12月8日からは「窓ぎわ―」のアニメ映画が公開されるなど、精力的に活動を続けている。

 今年の紅白のテーマは「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」。国、言葉、世代を超えて人をつなげることを目指している。時代や年齢も関係なく活躍し続ける黒柳は、まさに適任と言えそうだ。

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