3年9か月ぶりに二所ノ関一門の連合稽古が復活 大関・貴景勝が11番 立ち合いの「手つき」に指摘も

スポーツ報知
連合稽古で申し合いをする大関・貴景勝

 大相撲の二所ノ関一門連合稽古が5日、3年9か月ぶりに福岡市にある佐渡ケ嶽部屋の宿舎で行われた。秋場所優勝の大関・貴景勝(常盤山)は九州場所(12日初日、福岡国際センター)へ向け関脇・琴ノ若(佐渡ケ嶽)らを指名し11番。琴ノ若とは8番取り、得意の押し相撲で圧倒する場面もあれば、組まれて敗れる場面もあった。貴景勝は「普通ですね。久しぶりの連合稽古ができてよかった」と淡々と振り返った。

 一番ごとに首を回す仕草もみせたが、師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「痛いかかゆいは言っていない」と問題ないことを強調。審判部部長を務める佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も気にしていたが、「当たりは悪くなかった」とうなずいた。

 この日は、立ち合いの手つきを厳しく指摘され、度々「待った」がかかった。佐渡ケ嶽親方は意図を「手をつかない力士もいるので、審判部として徹底しようという話をしていた。貴景勝もしんどくなってくるとしっかり手をつけないことがある」と説明。稽古場から意識を徹底させ、本場所に浸透させたい考えだ。

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