藤波辰爾、団体初のタッグトーナメントでパートナーに若手を抜てきした真意を激白…「猪木さんから教えられた闘いが原点」…10・29大阪ATCホール

スポーツ報知
ゼロワンの星野良(左)とタッグを組む藤波辰爾

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾が主宰するドラディションは29日に大阪・ATCホールで旗揚げ15周年記念ツアー第二弾を開催する。

 大会では団体初のタッグトーナメント「レックpresents DRAGON CUP 2023」の1回戦を行う。藤波は、このほど行われた若手育成プロジェクト「DRAGON STADIUM」のトーナメントを制覇したプロレスリングZERO1の星野良とタッグを組んで出場する。

 星野は、1996年11月6日、新潟・長岡市生まれの26歳。2021年7月22日の新潟大会でデビュー。翌8月に右膝前十字靭帯断裂で長期欠場に追い込まれたが、22年5月22日に復帰。以来、身長170センチ、体重78キロと小柄だがゼロワンのホープとして活躍している。

 

 星野は、現在、藤波の公式YouTubeチャンネル「DRAGON CHANNNEL」で配信中の若手育成プロジェクトで行われたトーナメントで優勝を果たし、藤波がパートナーに抜てきした。1回戦で全日本プロレスの諏訪魔、長井満也と対戦する。

 

 藤波が星野を指名した背景には、師匠のアントニオ猪木さんがいた。猪木さんは、1987年10月19日に静岡・富士市吉原体育館でデビュー5年目の山田恵一を抜てきし藤波、長州力と対戦した。

 「あの時、僕は対戦したんだけど、猪木さんは、有望な若手にチャンスを与えて、僕らにも刺激を与える部分が常にあった。今回、自分もあえて星野君とタッグを組むことで彼自身はもちろん、団体の枠を越えていろんな若手選手の刺激に成って欲しいと思っています」

 その上で星野に伝えたいことはやはり『猪木イズム』だ。

 「これは僕が押しつけることはまったくない。ただ、『プロレスとは何ぞや』を考えてほしい。そこには、僕が猪木さんから教えられた、やはり闘いが原点にあるんだ、と。そこは、感じ取って欲しい」

 トーナメントは29日のATCホールで開幕し、11月17日の後楽園ホール大会で準決勝と決勝戦を行う。

 

 10・29大阪大会全対戦カード

 ▼DRAGON CUP 2023一回戦

藤波、星野良 VS 長井、諏訪魔

 ▼同

船木、LEONA VS 藤原、冨宅、

 ▼同

越中、AKIRA VS 倉島、竹村

 ▼同

樋口、KENSO VS ストロングマシーン・J、MAZADA

 ▼シングルマッチ

三州ツバ吉 VS 安藤雅生

格闘技

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