馬淵優佳、パリ五輪厳しく 世界水泳の選考基準満たせず「大きなミスをしてしまった。悔しい」

スポーツ報知
女子3メートル板飛び込みで3位だった馬淵優佳

◆飛び込み ◇日本選手権(1日、日環アリーナ栃木)

 元世界選手権代表で21年12月に現役復帰した馬淵優佳(ミキハウス)は24年パリ五輪出場が極めて厳しくなった。女子3メートル板飛び込みは3位。榎本遼香(栃木トヨタ)との同シンクロ板は1位だったが、259・80点で五輪予選を兼ねた来年2月の世界選手権(ドーハ)の代表選考基準を満たせず。「3本目までいい流れで来ていたけど、4本目で私が大きなミスをしてしまった。悔しい」と唇をかんだ。

 この日は五輪6大会出場で43歳の寺内健(ミキハウス)の現役最後の試合だった。父の馬淵崇英コーチが30年間指導。28歳は「私が生まれる前から父と二人三脚で五輪に出場されてきて、物心ついた時から健さんがそばにいるありがたい環境の中で競技をやらせていただいていた。私にとって兄のような存在で、引退されるって聞いた時は本当に寂しかった」。レジェンドから多くを学んだ経験を生かし「自分もこれからの世代の子たちに、何かいい影響を与えられるような選手にならなきゃいけない」と決意を新たにした。

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