日大アメフト部の問題について青学大駅伝チームの原晋監督が言及「監督が説明しないことはおかしい」

スポーツ報知
青学大の原晋監督

 日大アメリカンフットボール部の部員が違法薬物を所持した疑いで逮捕された問題について、青学大を箱根駅伝で6回の優勝に導いた原晋監督(56)は13日、日大アメフト部の中村敏英監督(50)が公の場で説明責任を果たしていないことに疑問を呈した。現在、長野・菅平高原で合宿中のチームを指導している原監督は練習の合間に、世間を騒がしている日大アメフト部の問題について言及。「日大理事長の林(真理子)さんが会見を行いましたが、監督が出席しなかったことはおかしい。日大本部に止められたのかもしれませんけど、それでも『私が説明します』と言うべきでしょう。監督が現場の責任者なのですから」と持論を展開した。

 8月5日に覚醒剤と大麻の所持した疑いで日大アメフト部の21歳部員が逮捕され、日大は同部の無期限活動停止処分を発表。8日に林真理子理事長らが会見を行い、謝罪した。その後、10日に日大が無期限活動停止処分を解除し、11日に練習を再開。中村監督は会見に出席せず、練習を再開した際も公の場に姿を現すことはなかった。競技は異なるが、同じ大学スポーツの指導者として原監督は黙ってはいられなかった。「日大アメフト部の監督の一連の行動には疑問があります。そもそも部内で違法薬物の所持の疑いがあるということ時点で指導に問題があるのでは?」と厳しい表情で話した。

 中村監督は日大アメフト部OBで、卒業後は社会人でもプレーした。現役引退後、指導者となり、関大ヘッドコーチなどを歴任。昨年、日大の監督に就任した。

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