飯田菜奈アナ インタビューの仕事がこの上ない幸せな時間…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知
「ファンタジーオンアイス2023イン宮城」でフラッシュインタビューを担当した飯田アナ

 自分が話すよりも、人の話を聞くほうが好きです。それはこどもの頃から変わらず、大人になった今でも。採用試験の時から、「アナウンサーになってしたい仕事は、インタビューです!」と言っていましたが、実際にアナウンサーになって15年、様々な仕事を経験した中でも、やはり一番好きな仕事はインタビューです。自分が気になることをご本人に直接聞くことができる、この上ない幸せな時間。アドレナリンが出まくる瞬間です(笑い)。

 先日は「ファンタジーオンアイス2023イン宮城」で、滑り終えたばかりのフィギュアスケーターにお話を聞く、フラッシュインタビューを担当しました。インタビューしたのは、荒川静香さん、羽生結弦さんという、宮城ゆかりのお二人をはじめ、織田信成さん、田中刑事さん、友野一希さん、三原舞依さん。オリンピックや世界選手権などで目覚ましい活躍をされた皆さんです。

 視聴者の皆さんは、何を知りたいだろうか、どんな言葉が聞けたら喜んでくれるだろうか。どんな雰囲気で質問したら話しやすいか、どういう質問の仕方をしたら、聞きたい答えが返ってくるか。インタビュアーとしての使命感に駆られ、頭の中はフル回転。

 ショーの合間のわずかな時間ですので、時間管理も大切です。私の発言は短く、相手にたくさん話してもらえるような工夫もしなくてはいけません。今回、とある方の時に、「申し訳ないけど、次のインタビュー時間は45秒で!」と指示が来た時は、さすがに冷や汗が出ましたが…

 インタビュー中はとにかく考えることがいっぱいですが、インタビューも人対人の“会話”。しっかり相手の話を聞くことを一番に心がけています。次は誰にインタビューできるのか、楽しみです!

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