森迫永依「女優を続けるか悩んだ時期があったが、今は離れたくない」 13日放送「グランマの憂鬱」ゲスト

スポーツ報知
「グランマの憂鬱」で萬田久子(右)と共演する森迫永依

 フジテレビ系連続ドラマ「グランマの憂鬱」(土曜・午後11時40)に出演する女優の森迫永依が、過去に女優を続けるか悩んでいたことを明かした。

 ドラマは女性コミック誌の人気連載が原作。ある地方にある百目鬼(どうめき)村で総領職を務めるグランマ・百目鬼ミキ(萬田久子)が、日常で起きる問題を一刀両断。悩める若者を愛のある「喝!」で導く。

 森迫は13日放送の第6話ゲストとして登場。仕事に疲れて村にたどり着くOL・中森初音を演じた。出演のオファーに「とてもうれしかったです。スタッフの方も共演者の方(モト冬樹さん)も昔ご一緒させていただいた方たちだったので、もう一度お仕事できることに対してワクワクでした」と喜ぶ。

 初音も仕事を頑張りながらも、自分の生き方に悩み続ける役どころ。「私も初音と似ているところがあって、かなり共感しました。大学卒業後の進路を迷ったり、一度決めたはずの道に対して、これでいいのかな…? と逡巡(しゅんじゅん)したり。それなのでリアルな、生きた初音を演じたいと思いました」と振り返る。

 森迫自身は、子役として2006年に実写版「ちびまる子ちゃん」に主演するなどしてブレイク後、一時学業を優先して仕事をセーブした時期もあった。「今やらせていただいている俳優という職業は、大学卒業後、たくさん悩んだ上で、これにしようと決めた道なので、今は離れたくなることはないです。卒業後1年ほど俳優業から離れていたのですが、その期間があるからこそ自分が本当にやりたいことは何かと分かったし、無駄な寄り道では全くなかったなと思います」と覚悟を明かす。

 初音は会社を無断欠席して飛び出す。「もちろん良くないことだし、同僚や会社に迷惑をかけたことは反省しなきゃいけない」としながらも「無断で休んじゃうほど心が追い詰められていたんだな…」と共感。「誰にも相談できず、会社に行けなくなってしまった初音の側にいてあげたい」と理解を示した。

 ドラマ名物のグランマの「喝!」では「びくっ!となりました(笑い)。本当に背筋が伸びたというか…。私がカツを入れてもそうはならないので、萬田さんはやはり違うなと思いました」と萬田の演技力に感動する。また現場では森迫に話しかけたり、笑わせたりしていた萬田の姿勢に「芝居はその場のチームみんなで作り上げていくものだと思うので、私も普段は人見知りなのですがコミュニケーションをしっかり取って相手を信頼しながら芝居をしていこうと改めて感じました」と座長としての姿勢を学んだ。

 ちなみに、劇中では日本酒をすいすいと口にするが、実際はあまり飲むことはできない。「すごく弱くてあまり飲めないのですが、最近、自分でマッコリをスーパーで買って人生で初めて晩酌をしました。自分のことなのに大人になったんだ…としみじみしました」。25歳になり、大人の味を実感している。

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