飯田菜奈アナ 満開の桜を見て前向きに…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知
様々な桜の名所でお花見を楽しんだという飯田アナ

 今年の仙台の桜は、1953年の統計開始以来最も早い3月26日に開花、31日には満開の発表がありました。大学の入学式や会社の入社式に合わせ、まるで新生活のスタートをお祝いするかのように桜が満開に。そして4月最初の土日は天候にも恵まれ、市内の桜の名所では多くの人がお花見を楽しむ姿を目にしました。

 私も休日に、三神峯公園、西公園、榴ケ岡公園、錦町公園、東北大学片平キャンパス、家の近所の公園(笑い)など、時間の許す限り見に行きました。運動も兼ね、可能な限り自転車で。サイクリングでのお花見は気持ちが良く、途中でお団子を買って、ベンチで休憩しながら、花も団子もしっかり堪能しました。よくよく考えると、摂取カロリーの方が多かったかもしれません(笑い)。

 桜を好きになったのは、大学生の時に留学先で知り合った韓国人の友人の影響が大きいです。ドラマや本などをきっかけに日本に興味を持ったという友人が、「日本の桜は本当にきれい! まだ日本に行ったことはないけど、いつか日本の桜を写真や映像ではなく自分の目で見てみたい」と絶賛し、憧れさえ抱いていたのです。

 桜は、四季がある日本だからこそ楽しめる、春の訪れを教えてくれる花。寒く厳しい冬を乗り越えたからこそ、見事なきれいな花を咲かせられる…。満開の桜を見ると、私も頑張ろう! と自然と前向きな気持ちになります。先日母から聞いたのですが、桜は人間の心と体にハッピー効果をもたらしてくれるのだとか。調べてみると、桜の香りであるクマリンと呼ばれる物質にはリラックス効果などが、また桜のピンク色には脳を活性化させ血行をよくし、疲れやストレスを緩和するなどの効果があるようです。桜を見ると自然と笑顔がほころんでしまうのも、ハッピー効果にがるのかもしれませんね! また来年の春に満開の桜を見るのが今から楽しみです。

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