中田ボタン、実質的に引退へ 吉本興業とマネジメント契約終了 カウスは舞台出演も相方について語らず

スポーツ報知
中田ボタン

 吉本興業は20日、人気ベテラン漫才コンビ「中田カウス・ボタン」の中田ボタン(74)とのマネジメント契約を同日付けで終了したと発表した。ボタンは2019年3月から体調不良を理由に休養していた。

 吉本は公式サイトで「双方合意の上」「区切りを付けたいという中田ボタンの意向を最大限尊重」と説明。「永きにわたる当社への貢献に感謝すると共に、今後の活動を応援し続ける」としたが、実質的には引退。1967年に結成され、91、01、05年の3度、「上方漫才大賞」に輝いた名コンビは事実上の解散となる。

 「カウス・ボタン」は若手時代、ジーンズと長髪姿のカジュアルな衣装と話芸でアイドル的な人気を得て、後にダウンタウンにも多大な影響を与えた。中年期以降はボタンの借金ネタが定番に。ボタンの休養直後、相方・カウス(73)は「病院には入っておりますが、“家に帰りたくない”という事情があるようで非常に健康」と話したが、その後は経過報告はしなかった。

 カウスはこの日、京都・よしもと祇園花月のトークコーナーに出演したが、ボタンの話題は一切触れず、劇場も楽屋口とは別の場所から後にした。

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