【巨人】育成・勝俣翔貴が支配下登録へ 深刻なコロナ禍で不足する内野手増員

スポーツ報知
巨人・勝俣翔貴

 巨人の育成選手・勝俣翔貴内野手(25)が支配下登録されることが28日、分かった。この日のうちに、球団から正式に発表となる見込みで、これで巨人は支配下選手枠が上限の70人に達することになる。

 勝俣はパンチ力ある打撃が魅力の左打者。19年ドラフト5位でオリックスに入団。21年限りでオリックスから戦力外通告を受け、同年オフに巨人入り。今春キャンプでは1軍スタートを切るなど、期待を集めていた。今季はここまで2軍戦で5試合13打席で無安打(四死球3)となっているが、3軍戦では24試合で打率2割9分、3本塁打、24打点の成績を残し、特に7月は9試合で32打数14安打で打率4割3分8厘、1本塁打、5打点と絶好調だ。

 チームは19日以降、選手、監督、コーチ、スタッフ計77人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。特に支配下の内野手で、現段階で試合出場が可能な状況にあるのは吉川、広岡のみとチーム編成が困難な状況にある。三塁を中心に内野の複数ポジションを守れる勝俣にも、早々にチャンスが訪れる可能性がある。

 ◇勝俣 翔貴(かつまた・しょうき)1997年7月20日生まれ。神奈川・箱根町出身。25歳。東海大菅生高時代はエースで3年春にセンバツ出場。U18日本代表の4番も務める。国際武道大で三塁手転向。2度の全日本大学野球選手権準優勝に貢献し、19年ドラフト5位でオリックス入団。21年オフに戦力外となり、同年12月に巨人と育成契約。1軍通算9打数無安打。178センチ、88キロ。右投左打。

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