小平奈緒の所属先・相沢病院は引退後も支援を約束「仲間として共に歩んでいきたい」

スポーツ報知
現役引退を表明した小平奈緒

 スピードスケート女子500メートルで18年平昌五輪金メダリストの小平奈緒(相沢病院)が12日、長野市内で会見し、10月の全本距離別選手権を最後に現役を退くことを表明した。

 小平の所属する相沢病院の相沢孝夫理事長も談話を発表した。「私たちは小平さんを仲間だと思い、付き合ってきました。その仲間が、これから地域の人と共に歩みを進めていきたいということであれば、スケート選手である時と同じように仲間として支援をし、歩んでいくことはごく自然のこと。ラストレースは人生の一つの通過点でしかありません。小平さんがこれからやりたいと思っている事に対して、共に歩んでいきたいと思います」と、今後も継続してサポートしていくとの考えを明かした。

 小平は信州大を卒業する2009年3月になっても就職先が見つからず、結城匡啓コーチから相談を受けた相沢理事長が職員として採用を決めた。以来、13年にわたって支援。小平も会見で「今後も応援していただけるという、すごくありがたいお話しをいただきました。いろんな選手がいますけど、大学を卒業して最初から最後までこうやって応援し続けてくれる企業はなかなかないこと。本当にありがたいなと感じています」と感謝を口にした。

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