【日本ハム】今川優馬がビッグボス&室伏広治氏&弟パワーで自画自賛の特大弾「完璧でした」

スポーツ報知
4回2死三塁、左越えに2ラン本塁打を放った今川優馬(カメラ・池内 雅彦)

 ◆オープン戦 日本ハム4―2広島(27日・名護)

 日本ハムの今川優馬外野手が、1点リードの4回2死三塁で、打った瞬間分かる特大弾を左翼席に運んだ。広島2番手左腕・黒原の145キロを完璧に捉えた。今川は「このオープン戦にかける思いはすごく、誰よりも強いと思って、早く結果を残して今年はレギュラーを獲るんだという強い気持ちを持って、オフシーズン取り組んできたので、まずホームラン1本出てホッとしています。完璧でした」と自画自賛だった。

 力をもらった“恩師”に恩返しの一発だった。24日に臨時コーチとして指導を受けたスポーツ庁の室伏広治長官(47)の言葉は、力になっているという今川。「やっぱ、あの飛距離は室伏長官のおかげだと思っています」と感謝した。この試合ではビッグボス・新庄剛志監督(50)がオープン戦2試合目で初めてベンチ入りして“初采配”。“初勝利”をプレゼントし「あまりプロ野球の監督ではいないような、自ら声を出して、時には選手を盛り上げたりとかされる方なので、今までだったら監督と選手は別みたいなイメージがあったんですけど、ほんとチーム一丸となってやってくださっている感じがあるので、僕らももっともっと勝ちたいと思いますし、ビッグボスの期待に応えたいという気持ちもより一層高まるかなという感じはします」とうなずいた。

 さらに6人きょうだいの長男としての責任も果たした。この日は、4番目の三男・天馬さんが20歳の誕生日。試合前から「なんとかいい結果を報告したいと思って、ホームランを打てるのが一番いいかなと思って、とにかく自分の持ち味を存分に発揮したいなと思って試合に臨みました」。最高の結果を残したことで、「あとでビデオ電話で報告したいです」とうれしそうに笑った。

 今季は2年目。「打って、打って、打ちまくるしか生き残る道はないと思っているので、その中でオフシーズンに取り組んできたことが少しずつ実を結んできているなという実感はあるので、このまま継続して振り続けないと、レギュラーの道はないと思うので、もっとこれからも打ち続けられるように、このキャンプでやってきたこともそうですし、ずっと継続してやっていきたいです」。レギュラー奪取へ、これからも打ち続ける覚悟は十分だ。

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