渡部暁斗、ラージヒルでは「有言実行で金メダル取れるようにがんばりたい」…悲願へ再チャレンジ誓う

スポーツ報知
後半距離でゴールした渡部暁斗(共同)

◆北京五輪 第6日▽スキー複合男子個人ノーマルヒル(9日・張家口スキージャンプセンター、国家距離センター)

 個人ノーマルヒルで14年ソチ、18年平昌2大会連続銀メダリストの渡部暁斗(北野建設)は7位だった。前半飛躍(ヒルサイズ=HS106メートル)で98メートルを飛んで9位発進、後半距離(10キロ)で追い上げたが、メダル圏内には及ばなかった。

 渡部暁は後半距離を終えた後のインタビューで、最初はしばらく沈黙。そして「金メダルが見えていたというか、(優勝したドイツの)ガイガーが一緒に走っていたのでもう少しうまく走れればメダルだったかなという悔しさがある。ジャンプの悪さからするといい走りをしたと思う」と振り返った。

 優勝したガイガーは自身より後ろの11位スタートだった。距離のレース運びについて「思ったよりも他の選手がハイペースで入らなかったのがよかった。その分、最終周まで粘れたのもあった。ただ最後は、コースの標高差もあって、(体力が)残ってなかった」と語った。

 3大会連続メダル、悲願の金メダルのチャンスは、残されている。「今日はもう少しで取れなかったけど、苦戦しているジャンプで手ごたえをつかんだ。ジャンプのラージがどういう台かわからないけど有言実行で金メダル取れるように頑張りたい」と15日のラージヒルへ気持ちを切り替えていた。

 ◆渡部暁斗の通過タイム

 スタート=        9位、1分16秒差

1・0キロ=3分59秒5、10位、52秒4差

2・5キロ=7分06秒0、10位、29秒5差

3・5キロ=10分02秒8、8位、37秒6差

5・0キロ=13分14秒4、8位、32秒8差

6・0キロ=16分07秒3、8位、33秒1差

7・5キロ=19分21秒8、9位、20秒7差

8・5キロ=22分07秒8、8位、20秒6差

  ゴール=25分40秒1、7位、32秒4差

 ※タイム差はトップとの差

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