飯田菜奈アナ、映画紹介のナレーション、作品の世界観にハマった読みに達成感…仙台放送アナウンサーコラム

スポーツ報知
「CINEMA PACKET」で、工夫を凝らしながらナレーションを収録している飯田アナ

 仙台放送で毎週水曜日の深夜に放送しているミニ番組をご存じでしょうか。「CINEMA PACKET」(仙台放送、毎週木曜午前1時55分から)と言います。おそらく多くの方が寝ている時間帯、ですので、ぜひご覧ください! と言えないのが心苦しいところです…。間もなく公開、もしくは公開中の一押し映画を毎週2、3本ずつ紹介する番組で、仙台放送のアナウンサーが週替わりでナレーションを担当しているのですが、私は最近一段とやりがいと楽しさを感じています。

 ナレーション収録前に、ホームページ等で作品の概要を確認し、内容や出演者なども調べます。そして予告編の動画を見て、作品のトーンなどをイメージ。予告編にはナレーションがついていることがほとんどなので、どのようなテンションで言葉を乗せているのか、声のトーンや読みのスピードなどを分析、研究します。そのうえで、自分がどのように読んだら作品の世界観に入り込めるか、見てみたいと興味関心を深めてもらえるか考えながら下読みをし、収録に臨みます。

 収録本番は、ディレクターとの共同作業です。作品の世界観を共有しながら、ディレクターのリクエストに応え、一段階テンションを上げてみたり、ミステリアスな雰囲気を強めたり、やわらかく読んでみたり、コメディー感を出してみたり。そのチャレンジが一番楽しい瞬間で、作品の世界観にハマった読みができた時は、何にも代えがたい達成感があります。読みのバリエーションを増やすためにも、日々の基礎練習も怠らず、チャレンジを続けていきたいと思っています。

 アナウンサーがそれぞれ工夫を凝らしながらナレーションを収録している「CINEMA PACKET」。もし、夜更かししても大丈夫な水曜日の夜がありましたら… 秋の夜長にお付き合いください。

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